ノロウイルスとかインフルエンザとか感染症が流行るのが冬です。
感染症の大きな問題が脱水なのです。
熱を出せば汗をかきますし、吐いたりする場合もあります。
かくれ脱水のチェック
熱は体温計を使えばわかりますが、脱水がどの程度進んでいるのかということは分かりません。
脱水計なんて無いので(・・;)
実は、体のある部分に、体調を示すメッセージが隠されています。
それが爪!
爪を見ることで、身体の中の水分が少なくなっているのかどうか、判断できます。
まず、手の爪を指で押さえてみてください。
すると、白くなりますよね。
指をパッと離すとどうでしょう。
元のピンク色に戻りましたね。
普通は、爪を抑えている指を離した瞬間、すぐピンクになります。
もし、白からピンクに変わる時間が3秒以上だった場合は要注意!
脱水が進んでいる可能性があります。
なぜそんなことで体の中の水分の状態が分かるのでしょうか。
爪の内側には無数の毛細血管があります。
脱水を起こすと、血液の粘り気が増加。
その結果、毛細血管に血が戻るスピードが遅くなります。
脱水を見極めるポイントには他にもあります。
熱があるのに汗をかいていないとか、口の中が乾燥しているなどです。
冬の水分補給の飲み物
脱水対策は、やっぱり水をいっぱい飲むことです。
しかし、飲むなら塩分と糖分を含む経口補水液がいいです。
熱中症対策として、経口補水液っていいってよく聞くきますよね。
だけど、経口補水液って、美味しい飲み物じゃないです。
実は、それって健康な証拠なんです!
経口補水液が美味しいと感じるのは、体が必要としているから。
つまり、脱水が起きている時は、経口補水液が美味しいのです。
経口補水液が美味しいと感じるのも、脱水の一つの指標。
吐き気で水が飲めない
脱水症状で頭痛が起こる場合があります。
風邪の症状の1つとして頭が痛いのかなって思って、そのまま安静にしていると、大変なことになるかもしれません。
体の中の水分が少なくなると、血液が脳まで運ばれにくくなります。
それで頭痛が起きてしまうのです。
水を飲んでも吐いてしまう時は、無理に飲もうとしないこと。
水を飲むことで、余計に吐いてしまいます。
吐くということは、水分を吐き出しているってことなので、さらに脱水が進んでしまいます。
どうすればいいのかというと、飴をなめます。
口が乾いたら、口の中を湿らす程度のわずかな量の経口補水液を口に含みます。
そうしているうちに、吐き気が治まってきます。
それから、ほんの少し経口補水液を飲みます。
ここから徐々に、水分補給をしていきましょう。
再び吐き気が出てこないように、ゆっくり、時間をかけて、ちびちび飲んでいってください。
大事なことは、無理して水を飲もうとしないこと!
水を飲んだがために、脱水になる危険がありますので。