生の野菜を炒めるより油通しした方が低カロリーなのです。
そして、その油通しは大量の油を使わなくても家庭で出来る簡単な方法があります。
ちょっとしたことで炒め料理が、美味しく作れるようになりますよ\(^o^)/
中華料理で油通しをする理由
理由は単純明快!
美味しくなるからです。
なぜ、油通ししたら美味しくなるのか。
油通しには、どんな意味があるのか。
実は、油で揚げると、素材の旨味を閉じ込めることが出来るのです。
それは一体どういうことなの~?
油通しをしてから作ったチンジャオロースと油通しをせずにそのまま炒めて作ったチンジャオロース。
はっきりと違いが出ます。
食べ比べてみると、油通しした方が美味しいのです。
油通しした方が野菜にシャキシャキ感があります。
熱い油に食材を入れると短い時間で食材全体の表面が焼けて、固くなります。
油通ししたことで食材の水分や栄養素が逃げずに残り、しかも外側が硬く、中が柔らかいので食感も良くなります。
つまり、油通しは美味しさの秘密!
ですが、気になるのは、カロリーじゃないでしょうか。
野菜炒めを低カロリーにする作り方
使われる油の量は、多いですよね。
なので、油通しすれば油っぽくなるはず。
ですが実際は、油通しせずに、ただ炒めて作ったチンジャオロースは油っぽい感じがしたです。
油通しした方が大量に油を使うのに、油通ししていない方が油っこくなるなんて、信じられない話。
先程の、油通しをした方が美味しいっていうのと、理由は同じなのです。
油通しをすることによって表面が加熱されて固くなっています。
そのため、食材の表面が固くなった効果で、中の水分と栄養素と美味しさが閉じ込めることが出来ました。
中のものが外に逃げない。
そして、外のものも、中に入ってこれない。
つまり、炒める時に使った油が染み込まずに済むということ。
生から野菜を炒めた方が、油をたくさん吸うという結果に。
普通に野菜炒めを作れば、油を吸うので、カロリーが高くなります。
低カロリーに野菜炒めを作りたければ、油通しをすればいいのです。
しかも油通しをすれば美味しくなります。
一石二鳥!
油通りのやり方を知っていますか?
まず、油をたっぷりと中華鍋に入れます。
そこに豚肉を投入。
わずか10分ほどで豚肉はすぐに引き上げます。
その後、野菜(ピーマンなどの具材)を油にさっとくぐらせます。
一度油に潜らせた肉と具材を鍋に戻して、調味料を加えささっと炒めれば出来上がり。
こんな風に、炒める前に一度油の中に具材を入れておくというのが、油通しです。
油通ししたほうが野菜のシャキシャキ感が残って美味しいし、脂っこくなくて美味しい。
だったら家で作る時は油通ししたいですよね。
だけど、油を毎回そんなに使っていられません。
家庭で油通しをすることは大変。
そんなに油を使わず家庭で簡単に油通しと同じ効果が出せる方法があります。
油通しを家庭で簡易的に再現する方法
鍋にお湯を沸かし、そこに油を少し入れて、食材をささっと湯がくだけでも油通ししたのと同じ効果が得られます。
詳しくやり方を見ていきましょう。
家庭用の鍋に沸騰したお湯を用意。
そこに大さじ2杯の油を入れます。
具材を30秒ほど茹でればOKです。
たったそれだけで、油通しと同じ効果が得られるんです。
試しに、湯通ししてから作った野菜炒めと、油を入れたお湯で湯通ししてから作った野菜炒めを作ってみました。
その2つを食べ比べてみます。
湯通ししてから作った野菜炒めはふにゃふにゃして柔らかい感じで、いまいち。
ところが油を入れたお湯で湯通ししてから作った方は、野菜のシャキシャキ感が残っていて美味しくできました。
たった2杯の油で、こんなにも変わるなんて!
野菜をすくい上げた時に、お湯の表面に浮かぶ油の膜で野菜がコーティングされるわけです。
それが、油通しと同様の効果に!
この方法には気をつけるべきポイントがあります。
それは、野菜を茹ですぎないこと!
野菜は半生の状態でお湯から取り出してください。
茹でた時に完全に火を通してしまうと野菜がくたっとしてしまいます。


