福男選びは、大勢の人が全力で神社の中を走り抜けていきますけど、神聖な場所なのにあんなことしていいの?
一番になったら縁起がよさそうではあるけれども、なんでこんなことが始まったの?
西宮神社の福男選びについてです。
西宮神社の福男選びの意味
えびす様が主役の祭りといえば 西宮神社で1月の恒例行事となっている福男選び。
人々は 本殿への230mを全力で駆け抜けます。
なんでこんなことをしているのでしょうか(笑)
福男選びの始まりについて。
古来、西宮神社の周辺では、十日戎の前日の夜に、篭りといって家に閉じこもり、身を清め、参拝に備える習慣がありました。
そして1月10日の夜が明けると、絶対に1番になりたいと思って一斉に家を飛び出し神社に向かってダッシュしました。
一番最初にお参りすることで、誰からの参拝も受けていない溜まった福を恵比寿様から少しでも多くもらおうと考えたのです。
福男とは
多くの福をもらえば自分の家族や周囲の人へも分け与えることができます。
福男は、そんな福を集めるとともに、福を与えられる人、いわゆる神の代わりなのです。
こんなふうに、一番になるために競う行事は、西宮神社の福男選びだけではありません。
他にもあります。
岩手県の黒石寺蘇民祭です。
福の詰まった蘇民袋を、裸の男たちが奪い合います。
日本中に存在する競う祭りは、将来を導き、福をもたらすいわば神の代わりを選ぶものなのです!
参加者の中には、ただ単に目立ちたいという人もいるでしょうけども。
西宮神社の福男選びはテレビにいっぱい映りますしね(^_^;)
西宮神社で福男になったらもらえる景品
一番になったら、名誉だけかなって思ってたら、実は物がもらえるのです!
- 福男認定書
- 木彫りのえべっさん
- はっぴ
- 酒
- 米
- エビスビール
- 雪見だいふく
これは、1番になった人だけでなく、2番の人も3番の人ももらえます。
まとめ
「福男認定書」と「木彫りのえべっさん」と「はっぴ」は、記念グッズみたいな感じですけども、米とか実用的なものももらえるんですね~。
福男になった人たちは、みんなに福を分け与えるっていう役割もあるわけですから、もらった米とかお酒とかは、みんなで分けて飲み食いするんでしょうか(笑)
その他のお祭りの由来についてはこちらを。
どれもこれも、きちんとした意味があったのです。
ただただみんなでどんちゃん騒ぎたい!楽しみたい!ワイワイした~いっていうのでもいいと思うのですが、意味を分かっておくと大人らしくていいですね(笑)