スズメバチには仲間呼ぶ方法があります。
それは匂いと関係が!
スズメバチから身を守るために、知っておくべきことについてです。
スズメバチが仲間呼ぶ方法とか寄ってくる匂い
毒液の中には警報フェロモンが含まれています。
このニオイの刺激が、巣の中にいる仲間達に伝達されて、一斉の攻撃開始となります。
スズメバチは、敵に毒を掛けることで、仲間に合図していたのです。
毒自体で攻撃をしつつ、その毒液で仲間を呼び寄せる。
無駄のない攻撃ですね~(・・;)
刺されて毒を体内に入れられるとやばいですけど、毒を掛けられてもやばい。
スズメバチの噴射した液体が体についてしまった人は、ターゲットとなり、攻撃を受けることになるわけです。
この、スズメバチの毒のニオイと、同じ成分が入っていて、ハチを引き寄せてしまうものが、身近にあります。
なんだと思いますか?
それは、オレンジジュース。
警報フェロモンの主な成分に、2-ペンタノールというものがあります。
オレンジジュースのニオイの成分表を見てみると、なんと、2-ペンタノールが!
これは、果物のニオイ成分の1つ。
オレンジジュース以外にも、果物全般に含まれているので、要注意!
柑橘系の香水にも寄ってきます。
例えば、ジュースの空き缶。
中身が入ったまま放置していると、自然と発酵してしまって、その結果スズメバチをおびき寄せてしまうことに。
果物のニオイに警報フェロモンと同じ成分が含まれているので、気をつけましょう。
蜂が寄ってこない色と白い服について
ハチがおそうのは黒い物。
白いものだと大丈夫。
そんな話しを聞いたことはありませんか?
日中、明るいところでは、黒いものに攻撃をします。
白いものと黒いものを並べて比べてみたら、黒いものの方にスズメバチは攻撃をしていました。
ところが、日が暮れ、周囲が暗くなると、変化が!
夜になると、白いものを攻撃するようになったのです。
スズメバチは、色で判断しているわけではありません。
コントラストです。
明るいところでは、黒が目立ちます。
逆に、暗いところでは、白の方が目立ちます。
スズメバチからの逃げ方
運悪く、スズメバチに遭遇してしまった場合の対処法。
まず、手で頭を覆います。
黒を隠しているわけです。
それから身を低くします。
そのまま低姿勢で後ずさり。
この時、スズメバチのことを見ないでください。
なぜなら、目が黒いので狙われてしまう可能性があるので。
後ずさりで、スズメバチから距離を取っていくんですが、注意点としては静かに動くこと。
怖いから、さっさと逃げ出したい気持ちはわかります。
しかし、素早い動きは危険!
スズメバチが反応してしまいます。
そっと、後ずさりして、スズメバチから5メートル離れれば、ひとまず安心です。
スズメバチが興奮している時は、まだスズメバチは襲う気がありません。
襲う気がないところで、こっちが素早く動いてしまうと、警戒したスズメバチの攻撃が始まってしまいます。
刺激しないように、落ち着いて、ゆっくり距離を取るようにしましょう。
