ピロリ菌は胃酸を中和する力を持っているので、胃酸に負けずに胃で生き延びることができます。
ピロリ菌は、感染すると胃炎を引き起こし、胃がんを誘発するおそろしい菌だということを前回の記事でご紹介しました。
前回の記事→ピロリ菌と胃がんの関係とは
今回はその続きです。
ピロリ菌の感染経路
井戸水を飲んでいた経験がある人は要注意!そもそもピロリ菌は土の中に生息する土壌菌。
そのため、上下水道整備が整っていない時代に井戸水や食べ物などから感染したと言われています。特に50歳以上のピロリ菌感染率は特に高く約70%です。
子供の頃 大人から噛んだ物を与えられたりキスをされていた人も注意!
現在、最も危険視されているのが経口感染。胃の中に棲みつくピロリ菌は経口感染が原因とされています。感染者から口移しやキスなどの唾液を介して感染する危険性が高いのです。
さらにその感染した子供が親となり今度は自分の子供へと受け継がれ、どんどん感染が広がっていく危険性があります。
つまりピロリ菌は、すべての人に感染の可能性があるということ。
ピロリ菌の除菌
ピロリ菌は除菌すると胃がんになる確率が1/3以下に下がります。ピロリ菌の治療法は抗生物質などの投薬による除菌が一般的。
しかしそんな治療法にも落とし穴が!
抗生物質による投薬治療は身体にとって必要な菌も無差別に殺菌してしまいます。さらに、下痢や発疹など副作用を起こす場合もあります。
また、ピロリ菌の中には耐性を持った菌も出現していて年々除菌率は低下しているのが現状です。
ピロリ菌の対策
どういう方法があるのでしょうか。
LG21乳酸菌
胃に有効な働きをする乳酸菌として注目されています。
LG21乳酸菌の長所は、乳酸菌であるためほとんど副作用が無いこと。そして、胃酸に強いこと。
通常の乳酸菌は胃に入ろうとしても胃酸で死滅してしまいます。しかし、このLG21乳酸菌は生きたまま胃へ到達。胃の中に棲みつくピロリ菌に接近し、攻撃。胃がんの元凶ともいえるピロリ菌の活動を抑制します。
LG21乳酸菌は食品で手軽に摂取することができるため除菌治療と併用すれば、より効果的。
LG21乳酸菌入りのヨーグルトとかLG21乳酸菌のサプリとか売ってるのを見かけますよね。
抗生物質のみだと除菌率は69.7%ですが、抗生物質とLG21乳酸菌を両方摂取すると除菌率は83%に。
LG21乳酸菌はピロリ菌対策の救世主として期待されています!
まとめ
ピロリ菌に効果があるとはいえLG21乳酸菌だけでは完全に除菌することはできません。
除菌の期間は、1週間なんですね。1週間、抗生物質2種類と胃薬1種類を飲みます。
その1週間の間、朝と夜にLG21乳酸菌を摂っていることで、除菌成功率は高まります。
この記事で、ピロリ菌の感染経路をご紹介しましたが、心当たりのある人は検査をしてみる方がいいかもしれません。
私は検査をしてみましたよ。その様子はこちら→ピロリ菌の検査を受けてみた