金魚すくいの金魚を家に持って帰ってきたらするべきことは

金魚すくいの金魚は家に連れてきてすぐの時は弱っています。

とりあえずバケツに水道水を入れて、金魚を放す、なんてことをすると、金魚がかわいそうですので、丁寧に準備をしましょう。

前回ご紹介した「金魚を飼う水」の続きです。

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金魚を飼う水に大切なもの

金魚は水の中にいるから、酸素は必要ないって思うかもしれませんが「エラ呼吸」という言葉があるように、金魚も水の中で呼吸しています。

なので、水の中に酸素が無いと金魚は苦しみます。金魚を飼う水には酸素が必要!

「水の中に酸素!?どうやって!?」→酸素を水に溶け込ませればいいのです。

「溶け込ませるってどうやって!?」→エアレーションをします。

エアレーションとは、エアポンプなどを使って水の中に空気を送り込み、酸素を溶かすこと。

水道水の塩素を抜く方法としてエアレーションがあります。水を汲んで置いておく方法だと1日ほどかかりますが、エアレーションだと一晩です。

とりあえず自分でエアレーション

金魚すくいの金魚がもう家にいる。すぐに塩素が抜けた水が必要。

一晩も待てない!「ハイポ」(←前回の記事参照)を買いに行きたいけど夜で店が開いてない。

そんな人のための最終手段。ペットボトルを使って人力でエアレーションするしかありません!!

ペットボトルに水を入れて振るのです。

まずペットボトルを用意します。ペットボトルの大きさは、体力と筋力によります(笑)

半分くらい水を入れます。

そして、水にしっかり空気が混ざるように強く振ります。

ふたを開け、息を吹き込み、ふたを閉め強く振ります。

カルキの匂いがしなくなるまで、ず~っと振りつづけてください。

しんどいでしょうけれども、塩素は抜けますし、酸素も水に溶けるので金魚にとって安心な水になりますから!金魚のために頑張って!!!

そんなこんなで、とりあえず水は用意できました。じゃあ、さっそく金魚を・・・、いや、ちょっと待ってください。

まだしなきゃいけないことがあるんです。

塩浴

昔から行われている「塩浴」という治療法があります。

塩を入れた水に金魚を入れることなのですが、なんで塩水が金魚の治療になるかというと金魚の体内塩分濃度に関係します。

金魚は体内塩分濃度が約0.6%なんですね。水がその塩分濃度に近いと、金魚はラクなのです。

病気の予防には0.5%がいいので塩分濃度が0.5%の水を作りましょう。10リットルの水だと、塩は50gですね。

使う塩は、家庭にある普通の塩で大丈夫です。他の調味料が入っている味塩などはダメですよ!

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水温も大事

というわけで、いよいよ金魚を・・・、焦らずに!

金魚が環境の変化に耐えられるようにゆっくり慣らしていきましょう。

金魚が泳いでいるビニール袋の中の水と、これから移す水槽なりバケツなりの水の温度が違いますので同じにします。

先ほど準備した水を入れた水槽があるとします。そこに金魚が入っているビニール袋をしばらく浮かべます。20分くらいですかね。

水温が同じになってきますから、そしたら次は金魚が入っているビニール袋の水を少し捨て、水槽の水をビニール袋に少し足します。

しばらくしたら、またビニール袋の水を少し捨て、水槽の水を入れます。

ちょっとずつ水槽の水を足していくことで、ビニール袋の水も塩分濃度がゆるやかにあがっていきますよね。

いきなり塩分濃度が0.5%の水の中に金魚を入れるのは心配ですから、こうすることで、徐々に金魚を慣らすことができます。

最後は、水槽の中に金魚を放してあげてください。