しゃっくりを止める方法

気が付くといつのまにかしゃっくりをしていて、なかなか止まらなくて困ったことがありますよね。

そのまま放っておけば、いつかは止まるんでしょうけれど、今すぐしゃっくりを止めたい時はどうしますか?

「水を飲む」「舌をひっぱる」「びっくりする」など、聞いたことがあって、やってみた人も多いと思います。

びっくりするという方法は有名ですよね。友達に頼んで驚かせてもらい、「あ!止まった!?」と思った次の瞬間、「ヒック」となってガッカリ。

しゃっくりを止める方法の「びっくりする」ってやつは「クマに会ったら死んだふり」くらいに信用できない感じがします。

実際に、その方法を試してしゃっくりが止まったことがないっていうか、そもそも、ちゃんと「びっくりできてない」んですけれども!びっくりするって難しいわ。

というわけで今回は、しゃっくりの止め方をご紹介します。

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しゃっくりの原因

しゃっくりっていったい何がどうなって起きてるんでしょうか?

しゃっくりは横隔膜の痙攣(けいれん)が原因です。

ヒックヒックというしゃっくりの音は横隔膜の音ではなくて、息を吸い込むときに声帯が閉じることで音が出ているのです。

しゃっくりが起こる原因、つまり横隔膜が痙攣する原因ですけど横隔膜の周りの筋肉が刺激されることが考えられます。

例えば、お酒を飲んだ時や辛いものを食べた時です。アルコールや香辛料によって筋肉が刺激されます。

しゃっくりの止め方

しゃっくりは横隔膜の痙攣によるものですから、しゃっくりを止める方法は、横隔膜の痙攣を止めればいいわけですね。

誰かに頼んで急に声をかけて驚かせてもらう

という方法もありますけれど、人知れず静かに出来る方法を(笑)ご紹介します。

横隔膜とは、呼吸運動に関する筋肉の1つで、胸とお腹の境目にあります。筋肉の厚い膜です。

呼吸をするときに使う筋肉なので、今回ご紹介するしゃっくりの止め方は呼吸を使って横隔膜の痙攣を止めよう!というわけです。

『やり方』

  1. まず息を深くゆっくり10秒かけて吸います
    これ以上吸えないくらいに目一杯吸いこみます
  2. 吸ったら、息を15秒間止めます
  3. ゆっくり10秒かけて息を吐き切ります

息を目一杯吸い込むことで、横隔膜は下がります。横隔膜が下がったところで息を止めると、痙攣が起きそうになっても横隔膜を下げたまま固定することができます。

ゆっくり息を吐き切きることで横隔膜をゆっくり動かします。この時、普通にさっさと息を吐いてしまうと、その刺激で横隔膜が再び痙攣してしまう可能性があるので慎重に!

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注意

横隔膜の痙攣が起こる引き金は、ささいなことだったりします。炭酸飲料を飲んだ時とか、食事で空気も一緒に飲み込んだ時とか、大笑いをした時など。

そういう普通のしゃっくりは、そのうち自然に治まります。しゃっくりがわずらわしくて止めたい場合は、上記の方法を試してみてくださいね。

しかし、なかなか止まらなかったり、止まったのにちょっと経ったらまたしゃっくりが起こるようだと、何らかの病気が原因になっている可能性があります。

だいたいの目安として「48時間以上しゃっくりが止まらない」という場合は、かかりつけの医師に相談してください。