今年の夏は蚊にさされましたか?(笑)
何人か部屋にいて、なのに自分ばっかり蚊が寄ってくるとか、やたら蚊にさされる人とかいる気がしますよね。
ほんとに蚊に刺されやすい人がいるんでしょうか?
今回は蚊についての疑問をスッキリさせたいと思います。
蚊はいつからいつまで活動するの?
実際には蚊は11月の中旬まで活動します。
だいたい15℃以上の気温が蚊の活動温度帯。なので、4月下旬に蚊は活動を開始し、11月中旬に休眠します。
地球温暖化の蚊に対する影響は?
蚊の種類によっても違うんですけど、ヒトスギジマカ(ヤブカ)という蚊は昔、関東より北には居ないとされていました。
ところが、近年調べてみると最近では東北の方まで分布範囲を広げているのが分かっています。
アカイエカという蚊は、メスだけが血を吸います。メスは産卵のために栄養が必要だからです。オスは血を吸わなくて、花の蜜や樹液を吸って生きてます。
蚊は1回でどれくらいの血を吸うのか?
自分の体重と同じくらいの血液量を吸います。蚊の体重は約2~3mgですから、吸う血液の量は約2~3mgとなります。
重たいですよね。だから、飛び続けることができなくて、吸血した後は着地して歩きます(笑)
刺されやすい血液型は?
O型が刺されやすいというデータはあるんですけど、まだ研究途中なので、はっきりとしたことは言えません。
血液型別、蚊の付着率
- O型 78.5%
- B型 56.9%
- AB型 48.0%
- A型 45.3%
O型が一番多かったんですけど、今のところその原因は解明されていません。蚊が好む何らかの要素がO型の血液に含まれている可能性も否定できないとされています。
蚊が寄ってくる一番の原因は?
炭酸ガスです。
いわゆる二酸化炭素です。人間は酸素を吸い二酸化炭素を出しますね。それが蚊が寄ってくる原因です。
例えば山道なので坂を上ってきて息が上がってる人は蚊に刺されやすい!
炭酸水が入った容器と、ただの水が入った容器。
この2つの容器のどちらに蚊は集まるのか?という実験をした結果、炭酸水に集まりました。
炭酸水の方に集まった蚊は、血が吸えると思ってしきりに針をさしていました。
ウソ?ホント?
○○だと蚊に刺されやすいんじゃないかっていうような話はいろいろありますよね。ウソなのかホントなのかどっちなのでしょうか。
『体温が高いと蚊に刺されやすい?』
よく言われますが、その通り!
蚊は温度を感知するセンサーを持っています。低いよりも高いのを好む傾向があります。
お酒を飲んでいる人は体温が高くなるので蚊に刺されやすいです。
片方の手を氷水で冷やし、何もしていない手、両腕を入れてどちらに蚊が集まるのかの実験では、何もしていない手にたくさんの蚊が集まりました。
体温の違いは大きな要素になります。
『白い服、黒い服、服の色で刺されやすさは違うのか?』
色によって刺されやすさの違いはあります!
何色が寄って来やすいのかというと、黒っぽい色です。
おそらく、白っぽいところにいると蚊の存在が目立ちます。
黒っぽいところなら存在が目立ちにくいため、外敵・天敵から狙われにくいからだと考えられます。
『汗っかきは刺されやすい?』
刺されやすいです。
ただ、汗をかいている時よりも乾いたあとが刺されやすいです。