東日本大震災よりも大変なことになるんじゃないかと言われている南海トラフ巨大地震。
想定される被害者数は13万人以上。
このうち85%が津波による犠牲とされていて、早期避難すれば犠牲者は8800人まで減ると予想されています。
地震が起こった時、どうすればいいのでしょうか。
南海トラフ巨大地震とは
30年以内の発生確率が60~70%といわれています。
「トラフ」とは海底面での大きなくぼみのことで、プレートとプレートがぶつかっているところ。
南海トラフは、関東から九州までに及ぶ大きなプレートの境界です。
静岡県の駿河湾あたりから、宮崎県まで。その大きな範囲が震源域とされています。
マグニチュード8以上の巨大な地震が100年から200年の周期で繰り返し起きています。
50年以内の発生確率は9割です!
地震が起きたら!避難場所へ行く?家に残る?
避難について考えてみましょう。
地震が起きたとします。津波の心配がありますが、ここがマンションの4階だったら、どうしますか?
この時、津波到着まで1時間50分。避難場所まで1.5Kmあります。
避難場所へ行きますか?マンションに残りますか?
ん~・・・・・・どっちが正解なのか・・・・・。
正解は「避難場所へ行く」です。1.5Kmの距離なら津波が来る前に避難場所へ到着できます。
マンションに残った場合も5階の高さがあれば、安全は確保できますが孤立する可能性があり、救援物資が届かないこともあります。
地震が起きたら!どうやって逃げる?車?徒歩?
急いで避難しなければ!
その時、車で避難しますか?徒歩で避難しますか?
車の方が速いし・・・いや、でも・・・・・どっちがいいんだろう・・・。
正解は「徒歩で避難」です。
お年寄り、体の不自由な方、避難場所が遠い場合を除いて徒歩で避難してください。
車で避難した場合は渋滞に巻き込まれ、津波に襲われることもあります。また、緊急車両の妨げにもなってしまいますよね。
地震が起きたら!幼稚園にいる子供を迎えにいくべきか?
地震が起きた時、心配なのが家族のこと。子供が幼稚園に居る時は、どうすればいいでしょうか。
幼稚園へ迎えに行く?迎えに行かない?
正解は「迎えに行かない」です。
家族でも、個々人で津波避難場所へ向かいましょう。そのために日頃から災害発生時の対応を家族で話し合っておくことが大切です。
まとめ
地震から命を守るポイント
- 間に合うなら避難場所へ向かうこと
津波まで時間があるなら、後々のことを考えると避難場所に行く方がいいです。孤立の心配もありますし、火災が起きると大変です。
避難場所へ行く方が、行政も把握できますので迅速に対応ができます。
安全に、時間内に行ける場合は避難場所へ。危険で、時間内には行けそうもない場合は家に残る。
どんな時も避難場所へ行くということではなく、もちろん、間に合わない場合は家に残って安全を確保しましょう。
- 車を使わず徒歩で避難
避難場所が近くて歩いて行けるのに車を使うと渋滞も起きますし、緊急車両も通れなくなります。
- 家族でも個々人で避難
災害時のことを家族で話し合っていないと、心配になりますよね。
状況によって、地震から命を守るために取るべき行動が変わります。
事前に「こういうことが起きたらこういう風に逃げる」など、考えておかなければいけません。