寒の戻り(かんのもどり)の原因は?

3月に入ると春を感じることがありますよね。

天気がいい日はポカポカして暖かくて。もう冬は終わって春なんだな~って。

コートを着ていると脱ぎたくなるほどの日が続いたり、天気予報を見ると「4月上旬なみの気温です」なんて言っていたり。

「そろそろ冬の厚手の服やダウンコートとかは邪魔だな」「片付けようかな」そう思い始めた頃。

何この寒さ!?冬がもう1回来たの?っていうか、まだ冬だったのね!

っていう寒い日があります。3月で、春に向かっているんじゃないの?いったいどういうこと?

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寒の戻り(かんのもどり)とは

春になって気温が上がる時期に、突然やって来る寒さの事を「寒の戻り」と言います。

早春寒波(そうしゅん)という言い方もします。

3月や4月に急に冬のように寒い日があるのはなぜなのか。

そのまま春を迎えて暖かくなっていけばいいのに。なんで戻っちゃうのよ、寒(かん)が!!

戻らないでおくれ!

っていうのは無理な話で。

寒の戻りの原因とはなんなのでしょうか。天気がどうなって突然寒くなってしまうのか?

寒の戻り(かんのもどり)の原因

寒の戻りになりやすい時は3つあります。

  • 西高東低の気圧配置←冬型によるものです。
  • 放射冷却現象

朝が中心になります。夜中に晴れて上空に寒気が流れ込こんだ時は、地上の熱がどんどん逃げて行ってしまいます。

それを放射冷却現象と言います。

夜中が曇っていると、翌日はそんなに冷え込まないなって、感じている人もいるんじゃないでしょうか。

雲が布団の役割をするので、気温が下がりにくいからです。

  • 北東気流

東日本によくあるんですが、低気圧が東に抜けた後、北東からの風が入ってきます。

この風が非常に冷たい風なんですね。で、寒の戻りになってしまうんです。

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まとめ

冬型の気圧配置になると寒い。北東から入ってくる風が冷たいから寒い。

これは、まあそうだな~と思いますけど

夜中に晴れてると、翌日寒いって!?なんか不思議な感じがしますよね。

でも、思い返してみると、3月の雨が降ってる時ってそんなに寒くない気がします。逆に、昨日まで晴れてあんなにポカポカしてたのに急に寒い!って日がありますがあれは、夜に地上の熱が逃げてしまってたんですね。

だから天気が悪い方が、雲のおかげで熱が逃げず、寒くなることもない。3月や4月は、天気の悪さ大歓迎ってことに。

というわけで、春の訪れを感じていても、まだまだコートは片付けられません。

風邪をひかないように気を付けてくださいね。