今、若者や高齢者に増えてるのが鼻ではなく口で息をする癖。
乾燥した空気と一緒に細菌やウイルスが直接肺や気管に送られることに!
口呼吸について取り上げます。
口呼吸とは
本来は鼻で呼吸するべきですが、口で呼吸するわけです。
そして、ほとんどの人が、自分が口で呼吸していることに気付いていません。
口呼吸している人は顔に書いてあるんですよ。
え?顔に??
顔をよく見てください。ズレてませんか?口角の高さはいかがですか?
食事など、噛みながらだと口呼吸できませんよね。
だから、ご飯を食べる時も「噛む方」と「息をする方」に分けてるんです。いわゆる「片噛み」に。
これって自分では気づかないこと。
口呼吸のチェック
口呼吸の人の特徴は
- 口が常時半開き
- 口を閉じた時、下あごにシワ
- 両目の大きさ、口角の高さが違う
- いびき、歯ぎしり、食いしばりがある
です。
口呼吸では無いと思っていた人も、特徴に当てはまってる!ってドキっとしませんでしたか?
口呼吸の最大の特徴は「口を閉じた時 下あごにシワ」です。
ここで質問。
口を閉じた時に、舌の先はどこにありますか?
- 上あごについている
- 歯の裏に当たっている
- どこにも当たらない 分からない
さあ、何番ですか?
2の「歯の裏に当たっている」でしたか?
実はそれ、口呼吸のサインなんです。
舌の正しい位置は1の「口を閉じている時は 上あごについている」です。
歯の裏側に舌が当たる人というのは、舌がすでに筋力低下を起こしちゃってるんですよ。
舌は筋肉なので鍛えないと垂れ下がります。
口呼吸と鼻呼吸の体に与える影響の違い
舌が上にあると、口周りの筋肉を使わなくても勝手に閉じるんです。
ところが下の筋肉が弱いと、下あごの筋肉で無理に口を閉じることになり、シワができます。
8~9割の人が舌が垂れ下がっています。たった1センチの違いが健康のままか病気になってしまうかの分かれ道。
- すぐに風邪を引く人
- すぐにノドが痛くなる人
こういう人たちは、例外無くみなさん慢性的な口呼吸!
空気は乾燥してたり、チリやほこりがあったりします。口から呼吸すると、そういう空気がダイレクトに気管へいってしまいます。
ところが鼻だとチリやほこりを、ろ過してくれるし温度や湿度を調整され適切な空気が肺に入っていく。それだけでも、体に与える影響はずい分違ってきます。
まとめ
-30℃の空気を鼻から吸った時、ノドの入り口では何度になると思いますか?
5℃くらいあがって-25℃くらいにはなるのかな?いや、マイナスじゃなくなるかも、0℃になるかも。そんなには無理だろう。
いろいろ考えが浮かんだと思いますが正解は「ほとんど体温近くになる」です。
えーーー!!-30℃が!?
インフルエンザウイルスは加湿に弱いですよね。鼻で空気の湿度は、ほぼ100%になります。それだけでインフルエンザウイルスは不活化します。
えーーー!!乾燥した空気が、湿度100%に!?
鼻、すごーーーい。こんなに体を守ってくれていたなんて!
次回は口呼吸をやめて鼻呼吸にする方法をご紹介します。
こりゃ、口呼吸してる場合じゃありませんね。直さなきゃ!