30代男性の未婚率を見てみると、結婚したいと思っている男性にとって胸が痛い数字が!
20代は仕事や趣味を頑張っていろいろ挑戦して、30代になると結婚を真剣に考え始めるっていう人が多いと思います。男性も女性もそうですよね。
しかし女性の場合は、最近変わってきてるんです。結婚したいと思っている20代の女性が10年前より増えています。
結婚願望はどうなっているのでしょうか
21世紀成年者縦断調査という厚生労働省の調査があります。
平成24年10月末に20代だった全国の男女を対象に実施したものを、少子化対策にいかすために10年前の調査と比較。
『20代独身女性の結婚願望』
平成14年 69・9% ⇒ 平成24年 75・6%
『20代独身男性の結婚願望』
平成14年 61・8% ⇒ 平成24年 61・9%
厚生労働省は、結婚すれば経済的安定につながると感じた女性が増えたのでは、と分析。
それと、女性は、出産がありますからね。
男性は、10年前も今も、結婚願望は横ばい。まあ、男性の場合は「いくつになっても結婚できる。結婚をしたくなったらすればいい。」そんな考えでいる人が多いんでしょう。
ですが!
35歳が男性の結婚の限界!?
2010(平成22)年の国勢調査から、35歳が男性の結婚の限界では?というデータが読み取れるんです。
これは2005(平成17)年と2010(平成22)年の国勢調査の未婚率を連動させて出された数字。
どういうことかといいますと、まずは30代前半からのデータからご紹介します。
『2005(平成17)年の30歳~34歳男性の未婚率 47.1%』
この人たちの5年後の未婚率がどうなったかというと
『2010(平成22)年の35歳~39歳男性の未婚率 35.6%』
この5年間で結婚した男性は 11.5%ということになります。一方、もう1つ上の世代(5歳上)の未婚率を見てみましょう。
『2005(平成17)年の35歳~39歳男性の未婚率 31.2%』
この人たちの5年後は・・・・
『2010(平成22)年の40歳~44歳男性の未婚率 28.6%』
この5年で結婚した男性は 2.6%
つまり、35歳を超えて結婚した男性の数は一気に4分の1に。
男性の未婚に関してはこんなデータもあります。
≪生涯未婚率≫
50歳までに1回も結婚を選択しなかった人の比率のこと。
今からおよそ15年後の2030年には日本の男性の生涯未婚率は3割近くになり、とりわけ50代の男性は4人に1人が1人暮らしになるといいます。
単身化傾向を後押しするのがコンビニやスマートフォンです。
おひとり様向け製品の増加で1人暮らしでも不便を感じなくなってきました。
スマートフォンの普及により、電車の中に居ようが、1人で家の中に居ようが、好きな時に誰かとつながっていられます。
1人でも不便を感じない、寂しさも感じない世の中。いいような、悪いような・・・。
最後に
未婚率のデータから、読み取ったわけですけど、当然のことながら、35歳を過ぎたら絶対結婚は無理ってことではありません。
それに、未婚率のデータからは、結婚できないのか、結婚しないのかってところも分かりませんからね。
35歳らへんで、人というのはこれからの生き方が固まってくるんだとしたら「自分は独身でいい!」と決める人もいるでしょうし。
そういう人たちが未婚率を支えているだけかもしれません。だから、結婚したければ結婚できるんじゃないでしょうかね。