がん検診が血液検査の1分で終了!?肺・大腸・胃ガンのリスクを判定

年齢を重ねてくると、体のことが心配になってきますよね。

ガンは早期発見できれば治る。だから定期的にがん検診を受けよう!

よく言われることですが、がん検診、受けてますか?

そりゃ、しっかり調べた方がいいですよね。しかし、大変そう。

まあ、ピンポイントで「胃ガンかどうかを調べる」だったら、それほど時間もかからないでしょうけど胃カメラってキツイって聞きますし。

他の臓器も検査するってなったら時間もかかります。

そして、費用も高い。

1回調べておきたいにも関わらず、未だに行けないでいる。そんな人、多いんじゃないでしょうか。今回は、ガンの新しい検査方法についてご紹介します。

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検査はわずか1分で終了!?

もし、がんの検査が1分で済むならどうでしょう。

しかも、さっき例えで言った「胃だけ」とかじゃなく、男性なら4か所、女性なら5カ所の臓器が調べられると言ったら?

実は、そんな検査方法が・・・・

・・・・

あるんです!

その方法は、なんと血液検査。5mℓの採血で、がんの可能性が分かります。

ガンの血液検査の方法

胃カメラはつらいですよね。それが血液検査で済むだなんて。

どんなふうに検査をするのかというと、普段の健康診断と同じように前の日の夜から絶食してのぞみます。

注射で血液を5mℓ採るだけ。だから検査はたった1分で終わります。

費用はだいたい2万円。

検査できる臓器

男性は4種類

  • 大腸
  • 前立腺

女性は5種類

  • 大腸
  • 子宮

これらの臓器に対してガンのリスクが判定されます。

どんなふうに判定されるのか詳しくみていきましょう。

検査の判定について

判定はABCの三段階です。Aだとガンのリスクが低くて、Cが高い。

何人に1人の確率でガンの可能性があるのか、それぞれの臓器で、A、B、Cの確率はこうなります。

『大腸がん』

A⇒2000人に1人の確率でがんの可能性がある

B⇒789人に1人の確率でがんの可能性がある

C⇒122人に1人の確率でがんの可能性がある

『胃がん』

A⇒3200人に1人の確率でがんの可能性がある

B⇒625人に1人の確率でがんの可能性がある

C⇒98人に1人の確率でがんの可能性がある

『肺がん』

A⇒2963人に1人の確率でがんの可能性がある

B⇒536人に1人の確率でがんの可能性がある

C⇒111人に1人の確率でがんの可能性がある

例えば、大腸でCの判定が出た場合は、大腸ガンのリスクが高いので、大腸の詳しい検査を念のために受けた方がいいです。

なんでガンが血液検査で分かるの?

なぜ、血液検査でガンのリスクが分かるのでしょうか。

しかも、血液だけなのに、肺、大腸、胃など部位が特定できるのか。

ほんと不思議。

この検査方法を開発したのは、なんと味の素!そう、この商品でおなじみの!

うまみ成分であるアミノ酸を研究する中で、健康な人とガン患者とで血液中のアミノ酸のバランスが違うことに気付いたんですって。

味の素がおよそ4万人分の血液を調べたところ、胃や肺などガンが出来る臓器によって20種類のアミノ酸の減り方や増え方に違いがありました。

その特徴を利用したのが今回ご紹介した採血だけで済むガンの新しい検査方法「アミノインデックス」なんです。

例えば胃がんの場合、健康な人よりもほぼすべての種類のアミノ酸が減ります。

一方肺がんでは健康的な人より濃度の高いアミノ酸の種類が増えます。アミノ酸の変化によって、ガンの可能性とガンの可能性がある臓器の場所が分かるんですね。すごい技術!

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まとめ

エコーや内視鏡などを使ってガンがあるかどうかを目で見て調べたり、触診で調べたりする方法が一般的です。それだと見逃してしまうこともあり得るわけですよ。

ところが今回ご紹介したのは血液検査。

小さくて見つけにくい早期のガンや、それよりもっと早期の、ガンになる前の状態も発見できる新しい方法。

受けたくなりましたか?費用は2万円前後ですから、人間ドッグより安く済みます。

残念ながら、まだ新しい検査方法なので、どこの病院でも受けられるわけじゃないんです。

お近くの病院でやっているところがないか「アミノインデックス+地名」で検索してみてください。

手軽な方法が出来たということは、ガン検診の受診率もこれからは上がっていくでしょうね。