バーにもいろいろたしなみがあります。
気軽に楽しめる場所でもありますが、しっとりとした雰囲気を醸し出すバー。
入るだけでトキメキがありますよね。
バーでの大人のたしなみ
バーは何人で行くのがいいと思いますか?
そりゃ10人くらいでゾロゾロと行く場所ではなさそうですよね。まあ、4人や5人くらいまでは大丈夫かな。そう思うかもしれません。
実はバーによっては、3人以上は断るところもあるんです。できたら1人、最大で2人。友達を連れていくにしても1人だけにしておきましょう。
カウンターで3人になると1人飛び越えて話さないといけないんで、声が倍くらいになるんですよね。うるさいですよ。
『大人のたしなみ』
静かにお酒を楽しむのがバーの鉄則!本格的なバーに3人以上で行かないのが大人の男なのです。
注文の仕方
席についたら、まずは注文。
女性と2人でバーに来た場合、どのように注文するのがいいのでしょうか。
「マスター、いつもの」とか言っちゃいたいところですよね。俺、こういう雰囲気のいいバーの常連なんだぜ!とアピールしたい気持ちは分ります。しかし、かっこいい~ってうっとりさせるつもりが、女性は「いつもこんな事してるの?」「いつもの女性と扱いが一緒なのかな、私は」という印象を持つんです。
『大人のたしなみ』
女性と2人で来る場合、この女性はゲスト。ゲストを差し置いて先に注文するのは大人の男とは言えません。まずはゲストの注文からすること。
大人の注文の仕方
「マスター、彼女に聞いてあげて下さい」
本格的なバーテンダーなら、ここに来るまでに食べてきたもの、普段の味の好み、今の気分などを軽く聞けば最適なお酒を出してくれます。
知識をひけらかし、女性のお酒を注文するのはNGです。
1人でバーに挑戦したいものの、一杯いくらなのかが怖くてしょうがないですよね。
ウイスキーの場合だと年数が書いてあるんですが「年数×100円」がウイスキー一杯の価格の目安です。10年ものなら、だいたい千円くらまで。そんな感じです。
大人の飲み方
かっこつけてグラスの氷を指でかき混ぜてみたり、バーカウンタに肘を付いて飲んでみたりしたい!(笑)ですが、やはりそれは大人の男の振る舞いとしてはNG。
『大人のたしなみ』
バーカウンターで肘を置いて良いのは手前10cmくらいまで
バーカウンターはお客さん全員のもの。普通なら横は自分の体の幅くらいと、縦は奥の方まで自分のものだと思いますよね。ですが、バーでは違います。
手前10cm以上に身を乗り出すのはマナー違反。自分のテリトリーが手前10cmということはめちゃめちゃ狭いわけです。スマホなどの私物をカウンターの上に置いてはいけないということです。
バーでの女性の口説き方
バーは女性を口説く場所ではありません。←え!?
バーはお酒を楽しむ場所。イチャイチャするのは周りに迷惑ですし、なにより店の品位を下げます。周囲に気を配れないのは大人の男とは言えません。
では、バーで一度は言ってみたいあのセリフ。
「あちらの女性に一杯」
そんなドラマみたいな、マンガみたいなこと。実際にやるのはどうなのでしょうか?
女性とお近づきになりたい時は直接話し掛けてはいけません。マスターを介するのが大人の男のやり方。女性は待ち合わせかもしれませんし、結婚しているかもしれません。恥をかかさないようにマスターがうまく計らってくれます。
マスターを介して女性に一杯おごることができたとして、じゃあ、もう話し掛けてOKでしょ!?
そう思うかもしれませんが、大人の男はこう振る舞います。
お酒が出されると女性は会釈すると思うので、その時一言「ちょっと良いことがあったので」と短くサラっと言うだけで終わらす、みたいな。
また別の日、たまたま来た時に、その女性がいたら・・・・そこからはステキなことが起こりそうですね。
まとめ
バーテンダーという言葉。bar=酒場、tender=見守る、世話をする人。この2語の合成語とも言われています。
酒場を見守る人という意味なので、バーの主役はバーテンダー。
バーテンダーが全部を仕切ってくれてるので、バーは女性を口説くところではないというルールがあるんです。
バーは静かにお酒を楽しむ場所。バーカウンターは全員のもの。女性(他のお客さん)とお近づきになるにはバーテンダーであるマスターを介すること。
これが大人の振る舞いです。