蚊取り線香の人体への害と犬や猫などのペットに対する安全性

蚊の対策に、蚊取り線香は欠かせません。

しかし、使い続けても人体に影響が出ないのか?

蚊にとっては有害なんだから、人間にとってもそうなんじゃないかなってちょっと心配!

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蚊取り線香の人体への害について

昔の蚊取り線香は除虫菊という材料を使って作っていました。

除虫菊のピレトリンという成分が、虫除けに有効だからです。

今の市販の蚊取り線香は、ピレスロイドという化学合成した成分を使っています。

人間(哺乳類)は、体内でそれを分解できる酵素を持っている。昆虫はその酵素を持っていない。

というわけで、蚊取り線香は、蚊にとっては有害で、人間には大丈夫。

ところが、蚊取り線香の入れ物の注意書きの部分を見てみると、こう書かれてあります。

線香皿にヤニが付着します、と。

ヤニ・・・。ヤニといえば、タバコを思い浮かべます。

蚊取り線香にはタールが含まれているのです。タールは体に良いものではありません。

また、近頃の蚊取り線香って、いろいろな香りが楽しるものが出てきました。

花の香りとかあります。例えばラベンダーだと、蚊取り線香の色が緑じゃなくて紫だったり。おっしゃれ~。

という事は、蚊取り線香に合成香料や着色料とかも入っているわけです。それを燃やすんですよね。

合成香料や着色料とかも燃えて、煙が出る。人工的に作られた化合物が燃えて出る煙。ん~・・・心配。

他にも注意書きには「使用中は部屋を換気」だとか、「アレルギー体質の人は注意」とかも書かれているんですよ。

蚊取り線香に火をつけて、寝ている間ずっとその空気を吸うことに。数日のことだったらいいですけど、蚊がいる期間ってなんだかんだ長いですよね。

5月くらいから、10月過ぎても蚊ってしつこくいますから。暑い季節じゃなくても、寒くなければいる、みたいな。結局は1年の半分は蚊がいる気がします。

で、何年も、いや、何十年も蚊取り線香のお世話になる。

そうすると、ず~っと、ず~っと吸うことになります。

蚊取り線香でノドや目が痛くなる人もいます。

人間は分解する酵素を持っているから大丈夫と言われていたって、蚊取り線香の煙を吸って健康になるわけではないので(笑)、なるべくなら、控えたいなぁと。

蚊取り線香のペットに対する害について

愛犬や愛猫への蚊取り線香の害はどうなんでしょうか。

ペットを飼っている家で、蚊取り線香は使ってもいいのか。

蚊取り線香の害は、人間に対しては大丈夫だったわけです。

金魚や熱帯魚などの魚類については、注意が必要です。飼育かごや水槽を置いている部屋で蚊取り線香は使わないこと。

犬や、猫や、ウサギや、ハムスター、セキセイインコとか文鳥などの鳥類など、哺乳類の場合は一応大丈夫。

とはいっても、蚊取り線香は害が無いだけで、健康に良いものではありません。ましてや、人間よりも体が小さいわけですからね。気をつけましょう。

ちなみに、ペット用の蚊取り線香ってのもあります。

普通の蚊取り線香と、ペット用に作られた蚊取り線香は何の違いがあるのか。

成分的には、違いはありません。ペット用は外で使用されることを想定して作られています。なので、普通の蚊取り線香より煙が多く出るようになっています。

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蚊取り線香の安全性のまとめ

蚊取り線香を燃やすとヤニが付くことから、タールが心配です。

ピレスロイドの毒性は、人間にとっては影響はないとされています。

人体に害はないと言われても、ケミカルなものはやっぱり心配になります。

化合物のピレスロイドが使われている市販の蚊取り線香より、除虫菊だけで作られた昔ながらの蚊取り線香の方が良さそう。

そして、着色料とか虫除けと関係ないものが使われていない蚊取り線香を選ぶのがいいですね。