寝不足を解消する寝だめより効果ありの方法について

一日中寝ていたのに、寝不足が解消されていない気がする。

いっぱい寝ればいいのかと思っていたのに!

足りない分を埋めればいいだけじゃなくて、利子を上乗せしないとダメだった!?

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寝不足を解消する方法について

寝不足を解消するには、ずばり「最初の90分の質を高めること!」

まず、寝不足という考え方を改めることが必要です。

睡眠が不足しているのではなく、睡眠の負債を抱えている。

つまり、睡眠が足りないんじゃなくて、睡眠という借金があるという考え方です。

1万円足りないという状態であれば不足を埋めれば終わりになります。

しかし、負債が1万円という状態はそれだけでは終わりません。

早く返済しないと利子は膨らみ、負債額が大きくなってしまいます。

返すのは1万円では済まなくなる。

こんなふうに、お金に例えてみると不足と負債は大きく違うのです。

睡眠は借金と同じです。

借金の場合、返済が滞ると首が回らなくなり(精神的に追い詰められて)、どうしていいのか分からなくなりますよね。

睡眠の負債の場合は、返済が滞ると首が回らなくなり(身体の不調で)、脳や体が思うようにならなくなります。

だから、寝不足を解消するのは、足りない分を寝ればいいっていう単純なことじゃないんです。

寝だめより効果ありの方法

なので、残念ながら寝だめはできません。

どれだけ眠れば睡眠不足が解消できるのかを調べた実験があります。

健康な人を毎日14時間ベッドに入ってもらって、調査を行いました。

実験前の平均睡眠時間は、7時間30分。

彼らを好きなだけ寝させたところ、3週間後には、平均睡眠時間が8時間10分に固定されました。

これが彼らに必要な睡眠時間だということ。

つまり彼らは長い間、長い間毎日40分の睡眠負債を抱え、これを返済するのに 14時間ベッドにいる生活を3週間続ける必要があったのです。

週末の1日2日で、睡眠負債を返すのは到底無理なのです。

だからといって、仕事が忙しく、毎日8時間も寝るなんて無理!

おまけにテレビ番組も深夜までやってますから、1日10時間以上寝るなんて不可能。

どう頑張っても睡眠時間が取れない!

そんな現代人に必要なのは眠りのゴールデンタイム黄金の90分です!!

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量じゃなくて、質を高めること。

寝不足には質!

入眠時の最初の90分を大事にするのが、寝だめよりも効果的だということです。

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まとめ

気付かないうちにたまる、眠りの借金。

睡眠を味方にできるか敵に回すかで人生は大きく変わります。

バスケットボール部員10人に、40日間、10時間ずつ、ベッドに入ってもらい、 80m反復走のタイムと、フリースローの成功率を記録しました。

すると4週間後、80m反復走のタイムが0.7秒縮まり、フリースローのシュートは 1.4本多く入るようになりました。

睡眠の負債を返済すれば、パフォーマンスは劇的にあがるのです!