社交不安障害を治すために①放っておいても治らないどころか

外食時の吐き気が苦しくて苦しくて。一体私はどうなっちゃってるんだ!?ネットで検索した結果、外食時の吐き気、文字を書く手の震え、息苦しさなどは、社交不安障害の症状だということを知った。

まさか自分が不安障害というものになってるだなんて!思ってもみなかった。

不安障害になるのは、繊細で神経質な人だというイメージがあったから。私は臆病者で怖がりだという自覚はある。しかし、雑なのだ!大雑把なのだ!

そんな私が社交不安障害!?オッホッホッホ~(^◇丿^)

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今回の疑問「私は社交不安障害なの?」

私なりの結論『社交不安障害について知ろう!不安が“程度が強すぎて苦しいもの”であれば不安障害となる。』

吐き気とか震えとか息苦しさに耐えられなくなり、調べた結果、行き着いた“社交不安障害”。

どんな人が社交不安障害なのか。チェックしてみる。私は、コレを見て社交不安障害だと確信した(^^;

  • 人前で自分が何かを言ったり行ったりすることによって恥ずかしい思いをするのではないかという強い恐怖がある。
  • 失敗することや、人から見られること、評価を下されることがいつもとても怖い。
  • 恥ずかしい思いをするのではないかという恐怖のために、やりたいこともできないし、人と話しをすることもできない。
  • 人と会わなければならないときは、その前に何日間も何週間も悩む。
  • 知らない人の一緒にいるときに、あるいはその前に、顔が赤くなったり、たくさん汗をかいたり、震えたり、吐きそうになったりする。
  • 学校行事や人前で話すような状況など、人とかかわる場を避けることが多い。
  • 以上の恐怖を追い払うために飲酒をすることが多い。

アメリカ精神医学会の診断基準

  1. よく知らない人たちを前にした状況や行為に対する著しく継続的な恐怖がある。自分が恥をかかされたり、恥ずかしい思いをしたりするような形で行動する あるいは不安反応を呈す ことを恐れる。
  2. 1の状況にさらされると、ほとんど必ず不安反応が誘発される。
  3. 自分の恐怖が過剰、または不合理であることを認識している。
  4. 1の状況を回避しているか、強い不安または苦痛を感じながら耐え忍んでいる。
  5. 1の状況の回避や苦痛のために、正常な生活が障害されているか、著しい苦痛を感じている。

臆病者で怖がりで人見知りな私の「あるある」が書いてある!

特に、

人と会わなければならないときは、その前に何日間も何週間も悩む。

学校行事や人前で話すような状況など、人とかかわる場を避けることが多い。

だ。

美容院の予約を数日前にして、手帳に予定を書き込んだ日からソワソワが始まる。で、なんか行くのがイヤになってくるのだ。行く日を気にする日々に疲れてしまって。

もう予約するのやめようって思った。

前日の夜に「明日予約できますか?」、もしくは当日に「今からって大丈夫ですか?」と電話することにしている。いや、ウソだ、電話じゃない、ネット予約だ。←なんで電話をするって強がったんだろう・・・。

しかし。誰でも不安は感じるだろう。

例えば目上の人と会うのであれば不安と緊張で何週間も前から悩むだろうし、大事なプレゼンを人前でしなければ状況を避けたくもなるだろう。

チェック項目に当てはまったけれども、私は社交不安障害なの?吐き気とか手の震えとか息苦しさって、私の臆病な性格によるものだと思うけれど。

もし私が社交不安障害なら病気にかかってるってことになる。だったら病気の症状で吐き気や震えが起きてるんなら治るかもしれない!?

というか、外食で吐き気がする社交不安障害ってどういう病気なのよ?そんな変な病気あるの?

社交不安障害について私と一緒にお勉強しましょう!

教科書はこれ。

「人生がかかったような重要な局面」でなくても、日常生活のほとんどを支配してしまう

社交不安障害は「誰もが感じるタイプの不安」の延長線上にあるもの

こういう不安は、誰もが感じることだって知っているし、自分も感じてきた。でも、日常生活のほとんどを支配していて、苦しい。

そこまでキツイ不安を誰もが感じてるわけじゃなく、私だけ。私も数年前までこんな苦しさ、感じてなかったのに。私が変なのかも。

そんな風に思っていた。ところが、“「自分」はどこかおかしい”と考えてしまうのが、社交不安障害の人の典型的な感じ方らしい。

実際には、「自分」が気にしすぎているのではなく、社交不安障害という「病気」にかかっていて、その病気の「症状」が対人不安

体温が38度になったとする。

「私の体温が38度になってる。温度調節がちゃんと出来てないのは私の体が出来損ないだからだ!」って自分を責めるのか。

風邪という「病気」にかかっていて、風邪の「症状」で熱が出たんだな、と思う。

治していくためには、まず、「病気」として認識し、どんな病気であるかをきちんと学んでいく必要がある

「気にしすぎ」「自意識過剰」と、自分の性質のように思っている限り、治らない

体温が高いのは私の体のせいと思ってたら、何をするだろうか。寒空の下で薄着になって体を冷やそうとするかもしれない。

ちゃんと「風邪という病気にかかっている」と認識していれば、暖かい格好をして消化の良い栄養のあるものを食べて安静にする。

「風邪なんて、仕事してたら治る」って言う人もいるから、風邪の場合はもしかしたら放っておいても自然治癒力で治ることもあるだろう。

しかし、社交不安障害の場合は

病気そのものが、放置すると悪循環に陥る構造になっている

治療しないと、慢性の経過をとり、自然に回復する率は低い

ええええ~!ショック。放っておいたら時間が解決してくれるってことが無いの?自然治癒力が社交不安障害には効かない?

社交不安障害については、放っておくことにプラスの意味はありません。なぜかというと、病気の症状と環境が悪循環にはまり込みやすいから

それどころか、放置したがために悪循環に陥って、どんどん酷くなっていくかもしれない!?まさか!

確かに、外食時の吐き気だけだったのが、いつのまにか手の震えや息苦しさまで感じるようになってるけども!私、悪循環の中にいるってこと!?怖いわ!!

出たい。悪循環から出してくれ~!

不安があるからこんなに苦しい思いをしなきゃならない。憎っくき不安め!

不安、不安、と騒いでいるが、不安って一体何なのか。

不安は一種の自己防衛能力。不安そのものは「安全確保」のために人間に備わった自然な感情。

なるほど。不安が無かったら、無防備に平気で何でもかんでも飛び込んでいっちゃうよな~。警戒することもなく。

不安があるから、事前に何度も確認するし、何度も確認するから万全の体勢が整えられる。なんとなく危ない気がするって思って、身を守ることも出来る。

不安障害の時に感じる不安は、「人間として理解できる不安だけれども、程度が強すぎて苦しいもの」であると言える

例えば、自宅を守るために警備員を雇ったとする。見回りによって火の消し忘れなどの不注意による事故を未然に防げたり、泥棒の侵入を防げて安全が確保できる。

ところが、この警備員。警備過剰になってしまったとしたら・・・。

遊びに来た友達や、荷物を届けてくれる配達の人など、家に来てもらいたい人たちも追い返すようになってしまったら困る。

警備員に「友達だろうと他人である以上、あなたに対して絶対に危害を加えることがない、100%安全な人だって言えますか?」と言われてしまえば、・・・・そりゃそうだけど。

こっちからしたら「そしたら警備員のあなたも、私からしたら他人なんだから危険だよ!」となっちゃう。そうなったら収集がつかず、訳分からない(^^;

不安障害というのは

「不安」そのものに不安になっている、という二重構造も特徴

なのである。

自分の尻尾を追いかけている犬みたいな。少し離れた位置からその犬を見てると、何やってるんだろって笑っちゃうけど、自分の不安に対して不安を感じるのは、同じ状態だ。

続きは次回に。

放っておいても治らない社交不安障害の治し方を考えていく。

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外食時の吐き気や書痙を治すには、社交不安障害という病気を認識することが大事

グルグル回ってる犬はマヌケでかわいい。有り余ってる元気を、全力で遊びにぶつけてる感じで。不安障害も、マヌケでかわいいものだったらいいのにな~。

もし犬が苦しくてつらそうだったら、「それ、自分の尻尾だから!」と教えてあげるだろう。私も自分に教えてあげなくちゃ。「それ、自分の不安だから!自分の不安を不安に思ってグルグル回ってるから!」って。

不安障害という病気の特徴のまとめ。

不安という感情そのものは正常かつ必要なものであるけれども、その過程が過度に強くなること 、不安に対して不安を抱くという悪循環が成立すること

憎かった「不安」が、実は悪者では無かったことが分かった。不安自体は安全確保のために必要。

まだまだ考察は続く。

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