首の周りの筋肉がかたくなって血流が悪くなると、頭痛が起こります。
それだけではありません。
冷え性、高血圧、食欲不振、眠れない、鬱っぽい、疲れやすい、など。
首のコリが頭痛の原因になるのはなぜなのでしょうか。
偏頭痛で寝れない原因について
肩こりと同じ程度で、首が張ってるな~という気軽にとらえているかもしれません。
ところが首のこりは全身の不調の原因!
夏はあまり感じませんが、冬は寒くて縮こまると、肩こりを感じる人も多いと思います。
しかし首のこりはどうでしょうか?
意識する事ってあんまりないんじゃないでしょうか?
首のこりだけというよりかは、ざっくり首から肩にかけてこりを感じる人が多いです。
肩こりよりも重要に思ってもらわないといけないのが首のこりなのです!
そもそも、「こり」とは筋肉の緊張が続いて固くなった状態のこと。
中でも首のコリを重要視するのは、自律神経との関係が深いから。
自律神経っていうのは交感神経と副交感神経の二つの神経がのことを言います。
交感神経は体の緊張状態を保っている神経です。
つまり仕事を一生懸命しているときに働いている神経です。
副交感神経の方は、夜になってリラックスしている時に働きます。
お互いがシーソーみたいに、どちらかがオンになれば、もう片方はオフになるということ。
交感神経と副交感神経はどこにあると思いますか?
交感神経は首と背中と腰とお尻に背骨に沿って通っています。
ところが、副交感神経は、首とお尻のところにしかありません。
副交感神経が通っている首が、血液の流れが悪くなったり、筋肉が硬くなったりすると・・・
副交感神経が機能しなくなり、リラックスできないということに。
副交感神経がうまく作用しないと、交感神経がずっと優位になった状態なので、緊張状態が続きます。
そうすると首の周りの筋肉が硬くなって、血流が悪くなります。
だから頭痛が起こるんです。
首が凝るとどうなるのか
頭痛だけじゃなく、ドライアイ、高血圧、不眠、うつも首のコリによって起こることがあります。
女性の場合は、生理不順が起こったり、冷え性だったり、ホルモンのバランスが崩れてイライラしたりします。
首のこりだけでこんなにも症状が出てしまうのです。
首の場合は、たかがコリとあなどってはいけません。
まとめ
首は頭を支えています。
頭は普通の人で、だいたい6kgほどあると言われています。
電車に乗っている時など暇さえあればスマホを見ていたり、仕事はパソコンで作業していたり、常に前かがみになっていますよね。
それは、首に負担がかかった状態です。
こうして首を酷使し続けていると骨にも異常が現れてきます。
背骨には生理的湾曲という言葉がありまして、S字カーブを描くような感じで頭の重さを受け止めています。
これがストレートネックと言って、背骨の並びが一直線になってしまい、6kgの頭の重みを骨で受けてしまっているという状態が起こります。
そうすると、首のこりもますますひどくなります。
その上、手や足がしびれたりということも起きます。
ストレートネックになってしまうと病院で診てもらわないといけなくなります。
神経ブロック注射を打ち、興奮して過敏になった神経を落ち着かせて様子を見ていくといった治療が必要に。
首のコリを解消しましょう。


