脇汗の臭いを抑えて体臭を消すための、お風呂の入り方。
普段の食生活の見直し。
臭いを出さない身体にするには、どんな生活をすればいいのでしょうか。
脇汗の臭い対策
何をすればいいかというと、ざっくりといえばこの3つ。
- 汗の材料となる血液の状態を良くする
- 常在菌を洗い流さない
- 雑菌の繁殖を防ぐ
これを気をつければ、ワキ汗の臭いはもちろんのこと、体臭も抑えることができます。
汗の匂いの原因
汗には2種類あります。さらっとした汗と、粘り気のある汗です。
汗の種類は、汗腺と関係があります。
さらっとした汗を出すのがエクリン腺。
エクリン腺は体の全身にあります。健康であれば、ほとんど水のような汗を出します。
粘り気のある汗を出すのがアポクリン腺。
アポクリン腺は、ニオイの原因物質が混入しやすいです。脇とか耳とか限られたところにしかなく、その多くは脇に集中しています。
そして脇のアポクリン線から出た汗が雑菌に分解されて臭いとなるのです。
体臭を抑える
匂いの強さは食事と関係しています。
脂肪の多い食事をとり続けると、脂分の多い血液になる事は知られていますよね。
汗は血液から作られます。血液は材料ということです。
脂肪やタンパク質を分解してできるケトン体やアンモニアが、汗に溢れ出てくるようになってしまいます。
それがニオイの原因となります。
では、ワキのニオイを抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。
驚くなかれ。その方法とは、体を洗いすぎないこと。
身体をしっかりと洗えばいい。普通の人はそう思いがちです。もちろん、体の汚れを落とすのは大事なことです。
しかし、ゴシゴシ洗いすぎると、皮脂と常在菌による肌のバリア機能を洗い流してしまうことになってしまいます。
常在菌は臭いの元となる物質の繁殖を抑えてくれているのです。
優しく洗うように心がけましょう。
脇の汗の臭いを改善する方法
脇汗対策の1番は、汗を抑える事だと考えて、水分を控える人もいます。
そうすると暑い季節は熱中症のリスクが高まり、とても危険。
汗をかいた時に、乾いたタオルで拭くのではなく、濡れタオルを使いましょう。
皮膚の表面を下げるという意味合いがあります。濡れタオルで汗腺を引き締めて発汗量も抑えられ、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
お風呂に入る時。湯船の中にコップ半分くらいの酢を入れます。それによって体が弱酸性に保たれます。
弱酸性に保たれると、悪玉菌が繁殖されにくい。つまり、ニオイが発生しないというわけです。
脇汗の臭い対策のまとめ
最後に、脇汗の臭い対策をまとめます。
汗の材料となる血液の状態を良くするために、脂肪の多い食事を控えること。
常在菌を洗い流さないように、体ゴシゴシは洗わないこと。
雑菌の繁殖を防ぐには、濡れタオルで拭き、酢で体を弱酸性に保つこと。
これらに気をつけて、脇汗の匂いや体臭を抑えましょう。