2013年はゲリラ豪雨の発生回数がなんと去年の3.5倍!
ゲリラ豪雨の原因や被害対策、どうやって天気の急変を予測すればいいのかなどをご紹介します。
ゲリラ豪雨の原因
大量の湿った空気が流れ込んでいて、そのときたまたま上空に冷たい空気があり、その影響で猛烈に積乱雲が発達して記録的な雨を降らせる。
数時間にわたって同じような場所に次々と発生発達した雨雲が流れ込む。
そうすると、移動しないで同じ場所にずっと雨が降り続きます。
2013年にゲリラ豪雨が多かった原因は、ゲリラ豪雨自体が少なかったことと、太平洋高気圧の位置が南へ移動したことです。
太平洋高気圧の勢力が弱まり、位置も南へ移動したことによって湿った空気が流れ込みやすくなり、雨を降らせる確率が上がっています。
ゲリラ豪雨の被害
短時間に猛烈に雨が降るので、大きな川だけでなく小さな川や水路などで一気に水の量が増えて流れが速くなります。→流される危険があります!
車も水の中を走ることになりますが危険です。
車が水没したら何が起きるのか?
約15秒後・・・マフラーの水没により、エンジン停止
約3分後・・・ドアの半分まで水没により、ドアが開きにくくなる←この段階までに脱出しましょう!
約5分後・・・ドアの上まで水に浸かり、ドアが開かずに脱出不可能←早めに車の窓を開けておくのが肝心。
約6分後・・・完全に水没し、ドアは簡単に開く←しかし溺れる可能性が高いのでできるだけ早く脱出する方が賢明です。
ゲリラ豪雨の予測法
いかに天気の急変を事前に知ることが出来るか!?ですよね。
⇒空を見る(毎日見続ける)
毎日見続けることによって、変化というのは必ずあります。
ポイントは雲の見方。入道雲(積乱雲)は遠くから見ると白色をしています。近づくにつれてグレーから黒色と濃くなります。
雲の底の色に注目!誤差はありますがだいたい
- 灰色→降り出すのは約1時間後(なんだか降りそう)
- 濃灰→降り出すのは約1時間~30分後(もうすぐ降りそう)
- 黒→約15分~0分後に降り出す(いつ降ってもおかしくない)
雲の見分け方と雨予測
名前(俗称) | 雲の高さ | 雨は? |
巻雲(すじ雲) | 上層雲(5~13km) | 降らない |
巻積雲(うろこ雲、いわし雲) | 上層雲(5~13km) | 降らない |
乱層雲(あま雲) | 中層雲(2~7km) | 連続的な雨 |
積乱雲(にゅうどう雲) | 下層雲(地表付近~2km) | 一時的な強い雨や雷雨 |
雲の変化によって気象予報士でなくてもある程度天気が予測できます。
⇒蝉の鳴き声
あと、さっきまで蝉が鳴いていてうるさかったのに、静かになった時。
ゲリラ豪雨の前には、蝉がピタっと鳴きやみます。その後にザーっと降ります。
⇒五感に注目
- 雨のにおいがする
- 風が生暖かい
- 怪しい雲が迫ってくる
など、雨の前兆は五感で感じることができます。
ゲリラ豪雨を甘く見ないで、十分な警戒を!!
情報サービスを利用
携帯、スマホなどでゲリラ豪雨の情報を得ることができます。
事前にゲリラ雷雨が発生しそうな状況を通知してくれる「ゲリラ雷雨メール(有料)」などもあります。
天気情報を入手できるサイトやアプリが数多くありますのでうまく利用しましょう。