6月から9月に発生する食中毒は、冬場に多発する「ウイルス性」のものではなく「細菌性」のものが多いです。
食品衛生の観点からいくと食中毒の危険性は、食べ物の臭いや見た目では分かりません。
どんなことに注意が必要なのか、詳しくみていきましょう。
食中毒の危険性は臭いや見た目では分からない
厚生労働省が呼びかけている食中毒予防の3原則というのがあります。
それは、食中毒菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」です。
そして、この3原則をもとに家庭でできる食中毒予防6つのポイントがあります。
家庭でできる食中毒予防ポイント
自宅で食事を作る時に、気を付けなければいけないポイントです。
食品の購入→→最近が付着している可能性が高い生肉・生魚などのパックは水分が他の食品へ付かないようビニール袋などへ分けて持ち帰りましょう。
家庭での保存→→最近の増殖を防ぐため冷蔵庫にはモノを詰め込まないで冷気の流れを良くしておきましょう。
下準備→→生の肉・魚・卵を扱った後は手をよく洗いましょう。解凍は冷蔵庫や電子レンジで!室温での解凍は金を増やす場合もあるので注意!
調理→→十分に加熱して殺菌すること。食品中心部が75℃で1分以上の加熱が目安。
食事→→食べる前にも手をよく洗いましょう。調理後の食器は室温に長く放置しないように!例えば、O157は15分~20分で2倍に増殖します。
残り物→→残ったものを扱う時にも手をよく洗いましょう。温め直すときにも十分な加熱を!少しでも怪しいと思ったら思い切って捨てること。
食中毒対策に“やり過ぎ”はない
食中毒対策は、食品を買ったときからすでに始まっています。持ち帰る、保存する、調理する、食べる、片付ける、などすべての家庭で菌の付着に注意してください。
生鮮食品を扱うスーパーでは陳列ケースや冷蔵・冷凍庫の温度管理、商品ごとの販売限度日などを食品衛生管理専門のスタッフがしっかりとチェックしています。家庭での食中毒対策も「やり過ぎてダメ」ということはありません。
まとめ
食中毒はつらいですよね。トイレに駆け込んで、全部出し切るしか無い。それが、とてつもなく苦しい。菌が大きくて見えるんだったら、気持ち悪いから菌が繁殖した食材を食べることはないですけどね。
見えないから、気をつけなきゃっていう気持ちはありつつも「大丈夫だろう」と思ってしまいます。
そして食中毒になってしまった時に、トイレの中で冷や汗をかきながら、気をつければよかったなと後悔。
そんなことにならないためにも、今回の記事を参考にしてくださいね!