日本人なら誰もが待ち焦がれる美味しい新米の季節がやって来ました。
でも新米って水加減が難しくて失敗してしまう人も多いかと思います。そこで今回は、新米のおいしい炊き方をご紹介します。
ちょっとした気遣いで、おいしいご飯が炊けるようになりますよ♪
ご飯を美味しく炊くためのポイント
美味しいご飯の炊き方として大事なのは、1つ1つを丁寧にやっていくことです。
『米を測る』
米の計量カップ(180cc/150g)に山盛り入れて、指ですりきりにします。
底をトントンとたたいたり、押し込んだりすると分量が変わってしまうので注意!
『米を研ぐ』
浄水を使います。
一番最初に入れる水は米が吸収しやすいので浄水を使うのがポイント!軟水のミネラルウォーターでもOKです。
①研ぐ前に浄水で一度さっと洗い、すぐ水を捨てる
②ザルからボウルに移し替え、米を優しく握るように研ぐ(1分間)
米を研いで胚芽部分に残ったヌカを取ることで、炊き上がりの黄ばみやヌカの香りを防ぎます
米の香りがしたら研ぎ終わりのサイン
③再びザルに移し、ボウルを重ねて、たっぷりの水でかきまぜたら研ぎ汁を捨てるを繰り返す(計3回)
浸水が大事
ここから、ご飯がおいしく炊ける人と炊けない人の大きな差が出る一工程!
④米を浄水に浸し、米の中心まで水を入れる「浸水」をします。
研ぎ終わってすぐ炊いても、芯まで火が入らない=甘くならない、のです。
浸水時間
- 春・秋⇒45分
- 夏⇒30分
- 冬⇒1時間
指の腹でこすって、簡単につぶれたら浸水が出来た合図です。
『水切り』
⑤米をザルにあげてしっかり水を切り10分程度放置
この間にお米についた水分がお米に入ってなじみます。ゴミの付着や乾燥を防ぐために米の表面にラップをかけておきましょう。
大事なポイントは計量
さて、炊きましょう・・・いえ!まだ炊きません!!
その前に計量をする
「さっき計ったのに?」
はい。浸水前の米2合は300gなんですが、浸水後は360gに増えます。1合につき30gアップします。
後はお釜に米と水を入れて、いよいよ炊飯です。
お米が2合だから、目盛りの2のところまで水を入れればいいんでしょ?とお思いの人。
ちょっと待った~!!!
水の計量はgでいきましょう。
⑥浸水米と同じg数の浄水で炊飯する
お釜の目盛りで見るとちょっといい加減になってしまうので、gで計って入れると、より正確になります。
『炊飯』
⑦炊飯器にセットして、炊飯スタート!
ここでちょっとひと休みして、おいしいお米をご紹介します。炊き上がりにまだやることはあるので、最後までご覧くださいね。
オススメのおいしいお米
ゆめぴりか
粘りのあるお米が今の時代はおいしいとされてるんですけど、ゆめぴりかは程良い粘りと甘み、柔らかさを持ちえた品質の高いお米です。
つや姫
ゆめぴりかと違って、つや姫はその粘りの中にもアッサリとした味わいがあります。
粒の大きさや炊飯時の含水率、粘りに優れていることから最近注目されているお米です。
さて、ご飯が炊き上がったら・・・
『ほぐし』
⑧ふんわりと切るように手早く混ぜ、余分な水分を飛ばす
一粒一粒が立ったふっくらご飯にするために、水分が若干残っているので、ほぐしを行うことでお米の中に均一にその水分を入れてあげましょう。
『盛り付け』
盛り付けにもおいしくなるポイントがあるんですよ。
⑨しゃもじを揺らし、米の形をキープしたまま茶碗へ投入すると美しい見た目になる
しゃもじですくったご飯を、しゃもじをひっくり返して茶碗に移すのではなく、しゃもじに乗っかってるご飯を、そのまま揺らして茶碗に落とす。
例えるなら、テーブルクロス引き、みたいな。ご飯と茶碗の間にあるしゃもじを引く、みたいな感じです。
おいしいお米の炊き方のコツ
新米を普通に炊くと、ベチャベチャになりますよね。それは新米は古米に比べ水分量が多いからです。
美味しく炊くためには「正確に計量する」事が大切!
余ったご飯の保存方法
温かいうちに1人前ずつラップで薄くのばして包み、上からアルミホイルを重ねて冷凍庫で保存しましょう。
こうすると急速冷凍の状態になり、次もおいしいご飯が食べられます。
『生米の保存方法』
お茶の容器に入れて冷蔵庫で保存します。
密閉度も高く、ペットボトルよりも米が出し入れしやすいです。
ちょっとした注意で簡単においしくご飯が炊けるので、ぜひやってみてくださいね。