そろそろ衣替えのタイミングですね。
春先に久しぶりに収納ボックスを開けたときのことを思い出してみてください。真っ白なシャツの襟首に付いた心当たりのない黄ばみ!
衣替えの前にちゃんと洗ったのにどうして!?とビックリしたことがある人も多いのではないでしょうか。
この黄ばみの原因は前年の衣替えの際に洗濯しても落ちなかった皮脂です。ドライクリーニングしても落ちない汚れなんです。
シャツの黄ばみの原因
そもそも黄ばみの正体は衣類に付いた汗や皮脂が酸化したもの。
鉄が酸化してサビるのと同じ原理です。
黄ばみを起こさないためには
目に見えない汗や皮脂の汚れを、収納する前にしっかりと落とすことが重要です。
そのためにいつもの洗濯よりもひと手間かけることが大切。
家庭でもできる黄ばみを予防する洗濯術
1回黄ばんでしまうとなかなか取るのが大変です。衣替えで、衣服をしまう前に黄ばみを予防しましょう。
『洗剤や漂白剤にもこだわること』
洗剤は酵素入りの物を使いましょう。酵素は汗とか皮脂を分解するのに有用です。
漂白剤は、「過炭酸入り」または「過酸化炭素水入り」のものを使うと良いです。
シルクとかポリエステルに適してるのが「過炭酸入り」ウールには「過酸化炭素水入り」が最適です。
『洗う前に40℃ぐらのお湯に10分から15分ほどつける』
お湯に洗剤を入れてつけると皮脂が浮き上がり、汚れが落ちやすくなります。冷めていない状態のお風呂の残り湯でも構いません。
長い間しまうものに関しては、洗うのにはお風呂の残り湯は使わない方がいいんですけどつけて汚れを浮かす場合は残り湯でも大丈夫です。
『気になる部分は専用ブラシで』
洗濯機に入れる前に、襟元や袖に「固形せっけん」や「食器用洗剤」などをつけて専用ブラシを使ってなじませます。
衣替えの収納のコツ
湿気はクローゼットの衣装ケースの下にこもります。白い物は湿気に弱いので上の方に収納しましょう。
『保管の際に使う防虫剤の使い方について』
防虫剤の成分は空気より重いので必ず衣類の上に置きましょう。
また、使う種類は1種類にしてください。複数の製品を使うと成分が化学反応を起こして防虫剤が溶け、衣類のシミになることがあります。
収納のポイント
収納ケースに湿気を入れないよう、良く晴れた日に衣替えをしましょう。
段ボールは湿気を吸い込みカビや虫食いの原因になります。プラスチックの収納ケースを使ってください。
収納の容量は8割を目安に。
今年着なかった服は思い切って処分するのも整理のコツです。
参考にしてみてくださいね。