シワを取るためにアイロンをかけているにも関わらず、Yシャツに、しっかりとシワの線を入れてしまったことはありませんか?
背中の部分は広いからサーっとアイロンをあてて、ピシっとさせることが出来るんですけど、襟とか袖、肩の部分って、どうやってアイロンをあてていいのか分かりませんよね。
今回は、Yシャツのアイロンのかけ方をご紹介します。
間違いだらけのアイロンかけ
ついついやってしまいがちなこと。
- スチームをかけっぱなしにする
- コテを押しつけ過ぎ
- アイロンをかける順番
心当たりがある人、多いんじゃないですか?
アイロンをかける順番
一番大事なのが、アイロンをかける順番です。
- カフス
- 袖
- 襟
- 前立て(ボタンを留めるところ)
- 背中
- 前みごろ(脇と肩の部分も)
この順番だと一番シワになりにくいです。
シワになりにくい固い生地の部分から先にアイロンをかけていく、ということ。先に背中とかをやってからだと、袖にアイロンをかけている間にさっきアイロンをかけた背中にシワができてしまうかもしれないんですね。
上の順番と多少違いますが、具体的なアイロンのあて方やアイロンの動かし方、服の向きなどは、この動画をご覧ください。
アイロンのかけ方のポイント
押し付けないように、こするようななぞる感じでかけていきます。
テカリそうな生地は当て布をしましょう。
ポイントは、左手を使って生地を引っ張ること。引っ張ることによって、シワがつきにくくなります。
理想は立ってやる方がいいです。
タップがある場所は、しっかりと左手で押さえてやるときれいにかけられます。
シワ伸ばしのスプレーをかけた後に左手で引っ張りながらアイロンをかけるとパリッと仕上がります。
襟の部分は、生地が二重に合わさってるので片方が縮んだりしやすいんです。
まっすぐアイロンをかけてしまうと、どっちかにシワが寄りやすい。
なので、中心に寄せていく感じで右から中へ左から中へ、というふうにアイロンをかけるとうまくいきますよ。
ポイント
スチームをかけると、生地が膨張して伸びます。伸びるということはシワが無くなるので、その状態で成形することが大事。
スチームをかけっぱなしにすると、膨張したままになるので、冷めたら元に戻ってしまいます。スチームをかけて、最後に冷ますことが大事。
冷めたら固まるのでハンガーにかけてシワをつけないようにして冷まします。
手順を守れば、Yシャツもシワをつけずアイロンがけができます。