夏にお世話になる家電といえば、エアコンと並んで冷蔵庫ですよね。
冷蔵庫の中でも飲み物に入れる氷を作ったりアイスやかき氷を出し入れしたりする冷凍庫も活躍します!
食べ物の保存には年中大活躍の冷凍庫には、何かといろいろ入れてしまいがち。
それだけに「冷凍庫からこんなのが出てきた!」
ということはありませんか?「とりあえず冷凍しとけば、しばらく大丈夫だろう」と思って入れてしまうからなんですよね。
今回は冷凍庫の上手な使い方、解凍の方法をご紹介していきたいと思います。
冷凍焼けとは
冷凍庫に食材を長い間入れっぱなしにすると起きる冷凍焼け。
どうして起きるのかというと、もともと乾燥しやすい冷凍庫内で食材が水分を失い、細胞に空気が入ることでタンパク質や脂質が変質してしまい、味がなくなってしまうのです。
では、冷凍焼けを起こさないように、おいしく食べられる期間はどれくらいでしょう。
基本的には2~3週間と思っておいた方がいいです。
中には1か月ほどもつ食材もありますが、どうしても味は落ちていってしまいます。冷凍庫の整理という意味も含めて2~3週間を目安に食べきるようにしてください。
解凍の方法
せっかくちゃんと冷凍したのに、解凍を失敗して台無しにしたことはありませんか?スカスカになったり、加熱ムラが出来たり。
失敗して食材が台無しにならないように、正しい解凍の方法をご紹介します。
『肉、魚の解凍のコツ』
冷蔵庫で解凍しましょう。
電子レンジだと加熱にムラができ、常温だと衛生面が不安です。冷蔵庫でゆっくり解凍すれば、おいしく出来上がります。
『下ゆでした野菜、うどん、パスタの解凍のコツ』
凍ったまま調理できます。事前に解凍してからじゃなく、そのまま使えます。
『調理してあるおかずの解凍のコツ』
レンジで温め直す感覚で。
ただし、カレーなど油分の多い物は冷凍用保存袋のまま解凍を通り越して「温め」まで行ってしまうと、温度が上がり過ぎて、袋が溶けてしまうこともあります。途中で、耐熱容器に移し替えましょう。
また冷凍庫に関してはこんなこともいわれています。
冷凍庫はギュウギュウ詰めが良い
冷凍庫はなるべくギュウギュウ詰めにした方が良いんです。
なぜかというと、隣り合った食材同士がお互いに冷やし合い、保冷効果が高まる=省エネになるのです!
でも、冷凍庫内がごちゃごちゃで、出したいものを探すのに時間がかかってしまっては逆効果。キチンと整理して入れるのが理想的です。
冷凍するといいことがある食材
冷凍したものって味が落ちたり、水分が出てパサパサしたり、あんまり良いイメージがないですよね。
ところが、冷凍することによって返って良くなる食材があるんです!
『しじみ』
しじみを冷凍すると、なんとオルニチンがおよそ8倍に!
健康食品などで耳にする成分「オルニチン」はアミノ酸の一種で、しじみに多く含まれることが知られています。二日酔い解消や疲労回復に効果が期待されています。
しじみの冷凍の方法は、よく洗って、塩水で砂を抜いてから保存袋に並べて冷凍しましょう。
冷凍したしじみも売ってます。便利ですね♪
『きのこ』
きのこを冷凍すると、なんとアミノ酸が3倍~8倍になります。アミノ酸が増えると、おいしさがアップするだけでなく体力増強効果もあるといわれています。
冷凍の方法は、きのこを洗わず、使いやすい大きさに切って、保存袋に入れて冷凍しましょう。
ぜひ冷凍庫もうまく活用してくださいね。