この料理を作りたいがために、おでんを作ることになること間違いなし!
余ったおでんをリメイクするのですが、単純にうどんを入れる程度じゃありません。
味を変えるために、カレーにするわけでもないです。
グラタンでもなければ、ただの炊き込みご飯でもありません。
残ったおでんのリメイクレシピ
寒い冬にはあったかいおでん。
優しいだしの味がして美味しいですよね。
でも大きな鍋で作るゆえの悩みがあります。
一回作ったら、結局食べきれないことも多いです。
味が淡白だし、正直飽きてしまいます。
日本料理は素材に下味をつけてから料理することが多いです。
おでんの具には、美味しい味がついてますから、ちょっと素材を加えるだけで、美味しいおかずにリメイクすることが可能!
余ったおでんを何にリメイクするのかというと、この4つ。
- 中華風おこわ
- ポテトサラダ
- ひら天焼き
- フライのあんかけ
おでんは和風なのに、中華風や洋風の料理になるのです!
おでんの残りで作る炊き込みご飯
炊き込みご飯っていうか、おこわを作ります。
もち米を使わずに作れます。
使うおでんの具は、餅巾着2個と、こんにゃく4個と、ごぼう天2本と、牛すじ3本です。
- 餅巾着は一口サイズにざっくりと、それ以外の具材は1センチ程度に切る
- 研いだ米を釜に入れ、砂糖小さじ1と、醤油大さじ1と、鶏ガラスープの素小さじ1と、オイスターソース大さじ1を入れる
- おでんの煮汁は、米と調味料と煮汁でメモリが2合になる分量を入れる
- 一口サイズに切った餅巾着と、短冊に切った人参を加え、後は炊飯器の白米モードをスイッチオン
- 炊き上がったら、溶けた餅が全体に回るようにしっかり混ぜる
- こんにゃくとごぼう天と牛すじを加えて、混ぜ合わせる
- 10分程度蒸らしたら、完成
中華風おこわなので、米の中に調味料を加えて味付けをしました。
そして、おでんの煮汁も美味しい出汁が出ていますので使ったわけですが、おでんの味付けって家庭によって違いますよね。
このレシピに出てきた鶏ガラスームの素やオイスターソースなどの調味料の分量は、コンビニで売っているおでんの味の濃さを基準にしています。
なので、コンビニのおでんよりもうちの味付けは濃いな~と思えば、少し水で薄めてからおでんの汁を入れてください。
炊き上がって、釜の中を見てみると餅巾着の餅が溶けています。
混ぜる時、餅の粘り気を全体に行き渡らせるようにしましょう。
そうすると、もち米が全然入れてないのに、もち米でおこわを作ったかのようになります。
食べてみたら、おでんの面影が全くありません(笑)
オイスターソースとごま油が入ったおかげで、本当に中華風になってます。
もちもち感があって、もち米で作ったおこわと変わらないし、美味しいです!
おでんの練り物のリメイク
続いては、練り物代表ひら天を使ったリメイクレシピです。
- 卵の黄身3個分に、明太子30gを加えて、刻みネギ適量を入れて和える
- ひら天の水気をキッチンペーパーで押さえて、小麦粉をまぶす
- フライパンに少しだけ油をひいてバターを入れる
- ひら天に卵の黄身で作ったタレををつける
- 焦がさないように中火でこんがり焼き上げたら、完成
バターだけだと焦げやすいですので、油を少し入れることがポイント。
食べてみたところ、ひら天がどっか行きます(笑)
イタリアンとかフレンチで出る料理みたいです。
明太子とネギもいい!
これは弁当のおかずにもぴったりです。
おでんの大根の残りで作るレシピ
おでんの大根をフライにします。
大根のステーキっていうのはありますけどね。
使うおでんの具は、大根2個と、厚揚げ4個と、こんにゃく3個と、牛すじ2本。
- 大根以外の材料を1センチ弱のさいの目に切る
- 大根は水分があるのでキッチンペーパーで水分を拭き取る
- 大根を、いつものフライの要領で小麦粉と卵とパン粉の順につけていく
- 一般の天ぷらよりも低い温度の170℃で約5分間揚げる
- 鍋に、おでんの出汁を入れ、厚揚げなどの具材を加えて煮立てる
- 水溶き片栗粉を加えとろみをつける
- 揚げたての大根のフライに、このあんかけをかけたら完成
大根はおでんの具ですから、すでに火は入っています。
中まで火を通さなければ!とか気にしないで、フライがサクッとなるように揚げればいいだけなので簡単。
そこに、とろとろの具沢山あんかけをかければバッチリ。
これは元々のおでんの味は一切変えてません。
食べてみると、フライにしたおかげで、外はカリカリ、中はトロトロ。
食感が変わります。
これは、料理屋で出てきてもおかしくありません!(笑)
おでんを作る時は、何日も食べなきゃいけないし、残るのが嫌だからできるだけく少なく作ってきた人も多いでしょう。
おでんの余った具材でこんなに美味しいアレンジ料理ができるなら、遠慮せずにどん!とおでんを作れるようになります。
余ったおでんの具のレシピ「ポテトサラダ」
おでんでじゃがいもを入れない家もあるでしょう。
だけど、これを作るために、次回からはじゃがいももおでんの具にしてみてください!
おでんの具のじゃがいも300gと、卵3個と、ちくわ1本を使います。
- じゃがいもはラップをせずに600ワットで3分電子レンジにかける
- 盛り付けに使う卵1個は輪切りにしておく
- ちくわは薄切りにする
- 水気の飛んだじゃがいもと、残りの卵2個を一緒に潰す
- 味付け用に、粒マスタード小さじ2と、アンチョビ2枚と、おろしにんにく少々と、マヨネーズ適量を混ぜ合わせておく
- 彩りの野菜として、湯がいたアスパラを用意し、マヨネーズソースとアスパラとちくわをじゃがいもに加えて混ぜ合わせる
- 皿に盛り付け、トッピングの輪切りの卵を添えて、完成
電子レンジにかけたジャガイモは、こふき芋っぽくなりました。
こうやって水分を飛ばしておくのがポイント。
アンチョビが無い場合はらっきょうを刻んで入れることもできます。
アンチョビを入れた時とは違った仕上がりになりますが、らっきょうがアクセントになって美味しいです。
おでん風味のポテサラの味は、めちゃくちゃ美味しいです!
じゃがいもに、下味として、おでんの美味しい出汁が染み込んでるわけですよ。
このポテサラを作りたいがために、おでんを作ろうと思うほどです(笑)