高齢者だけじゃなく20代だって油断できません。
餅がノドに詰まったらどうしたらいいのか。
なぜ餅が喉に詰まるのか、その原因を知れば餅を喉に詰まらせない方法が分かります!
餅が喉に詰まった時の対処法
年末年始に多いのが、餅を喉に詰まらせる事故です。
餅が喉に詰まった時の取り方で、やってはいけないのが、水を飲ませること。
詰まった餅が水によって喉の奥に入ってしまいます。
もっと気道を塞ぐことになりかねません。
危険です。
家庭でできる対処の仕方として背部叩打法というのがあります。
叩く前に、手を前に回して体を支えてあげてください。
背中を叩いた衝撃で転倒してしまう可能性があるので。
肩甲骨の間を手のひらの付け根の部分で少し強めに叩きます。
これで詰まらせた餅を吐き出させるのです。
餅が喉に詰まる原因
餅は、温度が低くなると固くなります。
熱々の餅でも、食べる時に、熱々のままだったら口の中に入れられませんよね。
ふ~って冷ましながら食べます。
ということは、ノドを通る時には温度が低くなっています。
固くなって、ノドに詰まりやすいのです。
また、水分が少ないと、ネバネバしてくっつきやすいです。
あべかわ餅があります。
きなこの風味が美味しいんですよね~。
あれって、餅の周りにきなこが付いています。
水分が少ないです。
つまり、あべかわ餅はノドに詰まりやすい。
注意してください。
餅を喉に詰まらせない方法
餅がノドを通る時は、温度が下がって固くなるんでしたよね。
餅を柔らかくするために、暖かい飲み物を飲みながら食べることで、防げます。
餅を食べるなら、雑煮がいいです。
あたたかい汁の中に入っていますから、餅がかたくなりにくい。
水分があるからくっつきにくい。
野菜などの具と一緒に餅を食べることになるから、のどを通りやすい。
餅を喉につまらせずに食べるには、雑煮は最適ですね♪
それから、餅を一口大に切るのも有効。
一口大どころか、きざんで食べるくらいの勢いだと、さらに安心。
また、餅を食べる前に、お茶などを飲んでノドと食道を濡らしておきましょう。
高齢者だけが、餅を喉につまらせる危険性が高いのかというと、そうでもありません。
きな粉餅を、ガブッと口いっぱいに頬張り、飲み込もうとした時に、20代の人でもヒヤッとしたことがあるんじゃないでしょうか。
きな粉は水分量が少ないし、口の中の唾液を奪います。
スムーズに飲み込むためには、水分が大事なのです。
大きなかたまりで餅を口の入れないように!
年齢関係なく、不慮の事故を防ぐためにも、餅は飲み込みやすいような食べ方を心がけましょう。