塩分控えめでカロリー控えめなのに美味しくて見た目がキレイ。
そんな料理を毎日食べられたら、健康に過ごせますよね。
1日の塩分量を6g未満に抑えること。なぜ6g未満なのかは、下に続く記事をごらんください。
1日6gにすると、1食で塩分2g未満になります。
1食で塩分2g未満、500kcal程度のバランスのいい食事というのは理想です。だけど「美味しい」がつくと、なかなかハードルが高い!
塩分について
塩分の摂り過ぎは健康に良くないと聞きますが、どんなふうによくないのでしょうか。
塩分を摂り過ぎと、血液の量が増えて血圧が上がってきます。
その結果、心臓肥大、動脈硬化などがすすんで、いろんな循環器病が起こりやすくなります。
日本人の塩分摂取量は平均で1日10.4gです。
1日の塩分適正量
- 健康な成人男性で9g未満
- 健康な成人女性で7.5g未満
- 高血圧の人は6g未満
平均が10.4gって、塩分の適正量を超えてしまってますよね。
塩分を減らして美味しく料理を作る方法をご紹介します。
薄味で見た目もキレイな京料理のテクニックを使えば可能です。
塩分控えめレシピに必要な2種類のだしの作り方
塩分を控えめにしても美味しく感じる料理のポイントはだし!2種類のだしを使います。
『だしの作り方』
材料は、水が1.8リットルと、削り節が30gです。
- 沸騰させたお湯の火を止め、削り節を入れます
- 沈んだら軽く混ぜてそのまま30秒
- キッチンペーパーでこしたら出来上がり
冷蔵庫で2~3日保存可能。
『八方だしの作り方』
材料は、だしが1.3リットル、砂糖30g、塩6g(小さじ1)、薄口しょうゆ1/4カップです。
- だし1.3リットルに、砂糖、塩、薄口しょうゆを加えます
- ひと煮立ちしたら出来上がり
グラグラ煮立たせないことがコツ。これも冷蔵庫で2~3日保存可能。
「だし」と「八方だし」の2種類を使って、塩分控えめの料理を作ります。
塩分控えめレシピ「牛肉すき焼き風」
材料2人分です。
- 牛しゃぶしゃぶ用肉 40g
- 長ネギ 20g
- 玉ねぎ 60g
- おろしショウガ 1g
『調味料』
- サラダ油 2ml
- 砂糖 1.8g
- しょうゆ 3ml
- だし 大さじ1と1/3
- まず、だしと八方だしを1:2でブレンドした下ゆで用だしにおろしショウガを加えます
- 牛肉を入れてサっと下ゆででします。色が変わったら取り出します
- 肉の灰汁を取り除きます。そこに長ネギを入れて下ゆでします
- 次に別の鍋を用意して、油を引き玉ねぎを炒めます
- 玉ねぎに透明感が出たら、砂糖、しょうゆ、だしを加えひと煮立ち
- そこに下ゆでした長ネギを入れます
- 最後に下ゆでした牛肉を加えて出来上がり
だしで下ゆですることで、肉に下味がつき、調味料での味付けが少なくて済みます。
1人分の塩分は0.4gで91kcalです。
まとめ
だしが染みていておいしいですよ。
この調理法だと肉の本来の甘さとか、うま味とかがちゃんと出ます。
次回の記事へ続きます。
減塩できて、カロリーまで控えめって、素敵なレシピですよね♪