塩分の1日の平均摂取量が10.4gで、男女共に適正量を超えていることが分かりました。
今は健康でも、これからもず~っと摂取量が多いままだと心配です。
いつのまにやら濃い味付けに慣れてしまっているのかもしれません。濃くないと物足りない。
塩分を気にして、しょうゆをかけないっていう極端なことをしても、味が無い料理を食べ続けられるわけもなく・・・・。
塩分控えめの料理=味が薄い=おいしくない(まずい)
そう思う人も多いかもしれませんが、そんなことないですよ!塩分が控えめな上に、カロリーも控えめで、それでもおいしい。
そんな料理のレシピをご紹介します。
塩分控えめレシピ
前回ご紹介しただしを使いますので、だしの作り方はこちら(前回の記事参照)をご覧ください。
『たらのムニエルゆずポン酢がけ』
材料
- だし 80ml
- おろしショウガ 2g
- タラ 80g
- なす 40g
- ししとう 小4本
- オリーブオイル 2ml
のせる野菜
- 玉ねぎ 20g
- 紫玉ねぎ 10g
- にんじん5g
- ピーマン 5g
タラに塗る
- 小麦粉 大さじ1
- サラダ油 2ml
ゆずポン酢
- 酢 2ml
- ゆず絞り汁 2ml
- しょうゆ 2ml
- だし 2ml
- 砂糖 2.1g
- まずは、タラの下ごしらえ。ポリ袋にだしとおろしショウガを入れ、そこにタラを入れます
- 冷蔵庫で1時間から1時間半つけておきます
- のせる野菜を細切りにします
- タラを取り出し、水気を拭き取って、小麦粉をまぶし、サラダ油を塗ります
- なすにオリーブオイルを塗ります
- フライパンでタラとししとう、なすを焼きます(オーブンでもOK)
- 皿に、なす、タラ、のせる野菜の順に盛り付け、ししとうを添えます
- ゆずポン酢は材料を混ぜるだけ。上からかけて出来上がり
1人前は塩分0.3gで85kcalです。
細かい計量には専用のスプーンがあると便利。
測ってみると、「え!?これだけの量!?」と驚くかもしれません。
塩分控えめでも美味なるポイント「うま味」
ちょっとしか塩を使っていないのに、おいしい。
そのヒミツは「だしで下味をつける」ことにあります!
でも、どうしてだしを付けると美味しい料理になるのでしょうか?
人の味覚には
- 甘い
- 酸っぱい
- しょっぱい
- 苦い
があります。そこに第五の味覚として
- うま味
が存在します。
うま味の成分には主に
- グルタミン酸・・・昆布
- イノシン酸・・・かつお節
- グアニル酸・・・干しシイタケ
このうま味成分を発見したのは、3つとも日本人!だから海外の辞書にも、そのまま「umami」として載っています。
最後に
塩分の少ない物足りなさを、だしのうま味が補ってくれるんです。
そのおかげで素材の持ち味が生かされ、美味しいと感じることが出来ます。
美味しさのポイントである「だし」を使って減塩レシピに挑戦してみてくださいね。