3月に入ったというのに、寒い日が続くと「地球温暖化って言われてるけど、ほんとに温暖化なのか?」と思っちゃいますよね。
2014年3月には長野県野辺山で、最低気温-25.3℃でした。本州では3月の観測史上最低となる猛烈な寒さを記録!
そしてこの異常低温は日本だけではありません。
2013年12月のエジプトで雪が降り、現地では「100年ぶり!?」という声も上がっていました。
地球は、温暖化ではなく寒冷化に向かっているのでしょうか。
氷河期は早くても3万年後
地球の長い歴史の変化から見れば、寒冷化に向かっているんですけど、このところの気温上昇は、世界全体で見れば止まっていないので、温暖化は確実に起きています。
専門家によれば、氷河期のような時代がやってくるのは早くても3万年後。
産業革命以降の100年単位で見れば、確実に地球の気温は上がっています。
地球の平均気温の変化を見ると、1965年ごろから、ずっと上がり続けています。
そもそも、地球温暖化とはどういうことなんでしょうか。
地球温暖化とは?
地球を温めてくれている太陽の光は、地表で反射され、適度な温室効果ガスによって
- 宇宙に放出される熱
- 大気中に残る熱
この2つのバランスを保っています。
しかし、温室効果ガスが増えると宇宙に放出される熱が少なくなり必要以上に大気を温めてしまう。
これが地球温暖化なんです。
温室効果ガスの種類
日本が出しているのは
- 二酸化炭素 94.7%
- フロン類 1.9%
- 一酸化窒素 1.8%
- メタン 1.7%
そして、この温室効果ガスのほとんどは二酸化炭素(CO2)。
日本の場合、二酸化炭素が94.7%を占めています。
温暖化の影響
温暖化の影響はすでに世界各地で見られます。
ヒマラヤの氷河は1978年には氷で覆われていたんですが、2008年にはかなり溶けてしまっています。
温暖化なのに寒いのはなぜ?
実は、寒いのも温暖化の影響なんです。
北極の氷が溶けて、上空の寒気が小さくなる→偏西風(ジェット気流)が蛇行して、日本に寒気が流れ込みやすくなる
つまり、偏西風が平年より大きく蛇行することによって、私たちが住んでる日本や、北米に寒気が降りてきて寒さが増してしまいます。
地球温暖化は「極端な気候」をもたらします。
温暖化によって「気候変動」の幅が大きくなることによって
- 本来暑い場所が寒くなる
- 台風が巨大化する
その結果
- 熱中症や伝染病などが増える危険性
- 農作物が育たないなど食糧生産にも影響
ということが心配されます。
温暖化を起こしている原因は私たち人間。なので、私たちがなんとかしなければ!
二酸化炭素を減らすエコライフ
家庭の二酸化炭素排出量を見てみると11月から3月までの冬の時期が多くなっています。
ここで問題!どの暖房機器がCO2排出量が少ないでしょう。
- セラミックファンヒーター
- ガスファンヒーター
- エアコン暖房
さて、どれでしょうかね~・・・・・。
正解は、3のエアコン暖房!
エアコン暖房は、ガスや灯油に比べて、同じ条件だと2割程度CO2排出量が少なくて済むんです。
ただ、エアコン暖房だと足元が冷えるイメージがありますよね。暖かい空気は上に行くので。
ちゃんと暖気を循環させるサーキュレーターなどを使えば解決!
エアコンの風向きは下、エアコンの向かい側にサーキュレーターを置きます。
また、シャワーヘッドを節水タイプに変えることでもCO2の削減につながりますよ。
なぜなら、お湯を作るのに、もすごくエネルギーを使うからです。
節水するということはお湯の量を減らすことになり、CO2の削減になります。
まとめ
大雪の原因は、地球温暖化にあったなんて!
ただ気温が高くなって暑くなってくだけじゃなかった。
本来暑い場所が寒くなるなど、極端な気候になってしまう。
地球温暖化の影響は恐ろしいです。
温暖化対策は、暮らしの中のちょっとしたことで取り組めます。
少しでもCO2削減になるように考えてみてくださいね。