しゃがんで立つと立ちくらみするのと貧血の症状との違い

貧血かどうかの見極め方や、注意すべき点など。

頭がふらふらしたり立ちくらみなどをすると貧血かなって思ってしまいがちなんですが、みんなが感じている貧血と、医療関係者が扱う貧血とは、少し意味が違います。

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立ちくらみは貧血ではない

例えば、急に朝礼で倒れると、貧血だって周りは言いますけど、そうではありません。

実際の原因は別にあります。

起立性低血圧です。

脳の血管がもともと細く、酸素が十分に脳に行かなくて、立ち上がった時に一時的に血圧が下がり、倒れてしまうのです。

他にもお風呂上がりにめまいがするのは温まることで血管が広がり、一時的に血圧が下がって起こるもの。

これらは、貧血とは違うケースがほとんどです。

立ちくらみを治す方法

立ちくらみが頻繁に起きるから困っているから、なんとかしたい!

そういう場合は、どうしたらいいのでしょうか。

立ちくらみ予防の対策。

  • 水分・塩分をしっかり摂る
  • 規則正しい生活(早寝早起きなど)
  • ウォーキングなどの全身運動
  • 弾性ストッキングを履く

立ちくらみは、「一時的に血圧が下がって」起きてしまうわけです。

脳の血管が細かったり、血管が広がったりすることで、血圧が下がります。

だったら、そうならなければいい。

しゃがんで立ち上がった時の立ちくらみは血管が細いことによる酸素不足を解消すればいい。

血圧を調節する働きが弱くなることで、血圧が下がり、脳へ酸素が届かずに症状が生じます。

血行を良くするという意味で、全身運動が大切。

また、ふくらはぎは第二の心臓と言われています。

足の方の血液もしっかり心臓の方まで運べるように、足の筋肉も鍛えましょう。

弾性ストッキングは、足に血液がとどまってしまうのを防止するためです。

自律神経を整えるために規則正しい生活を!

貧血の症状

では貧血の典型的な症状とはどのようなものなのでしょうか?

これぞ貧血という症状について。

  • 顔色が悪い
  • またまぶたの下の裏側が白っぽくなっている
  • スプーン爪
  • 冷たい氷が食べたくなる
  • 肩こり

貧血で顔色が悪くなるのは、ヘモグロビンが減少していて赤みがなくなるためです。

他にも爪がスプーン状に反り返るスプーン爪という状態は、鉄欠乏が疑われます。

冷たい氷が食べたくなる時もあります。

これは貧血で脳への酸素供給が減って、体温調節を司る視床下部というところに狂いが生じるなど諸説あり。

さらに酸素が体に供給されにくくなるので、筋肉を硬直させて肩こりが出る場合もあります。

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立ちくらみと貧血の違い

めまいやふらつき、動悸と息切れといえば、何の病気を思い浮かべますか?

こういった症状があればすぐに貧血と思うのは、ちょっと早とちりかもしれません。

先ほどの立ちくらみもそうですけど、例えば体育の時間にめまいで倒れるという様な事があると、貧血かなと思ってしまいます。

しかし、実は血液中のヘモグロビン濃度は正常で、貧血ではない場合があります。

逆に、貧血の症状がほとんどないのに、静かに進行している隠れ貧血も少なくありません。

では、本当の貧血とはどういう状態のものなのでしょうか?

血液検査をして、白血球の中のヘモグロビン濃度の高い低いで判断されます。

ヘモグロビンは、赤血球の中にあります。

車で考えてみましょう。

赤血球が車、へモグロビンがイス(車のシート)、乗っている人を酸素で例えます。

通常、車の中に大量にイスがあれば、人が一気にたくさん運べます。

しかし、車の台数が同じでも、イスが少なければ、人をたくさん運べません。

ヘモグロビンが少なくて、酸素がちょっとしか運べない。

これが貧血です。

実はヘモグロビンが正常でも、後に貧血になる隠れ貧血というのがあります。

隠れ貧血については↓こちらをご覧ください。

貧血の原因と予防になる食材
貧血には、自覚症状がない状態の潜在性貧血と呼ばれるものもあります。 貧血にはいろいろな種類があったのです! そして、その貧血を予...

隠れ貧血の状態では症状はあまりありません。

めまいや立ちくらみだけでは、貧血ではない可能性もあります。

日本で10人に1人が悩んでいるとされる貧血。

特に女性は過半数が貧血予備軍と言われています。

しかし貧血かどうかは症状や食生活だけでは判断できない要素が多く、怖いのが重大な病気が影で進行している場合もあるんです。

気をつけましょう。