乾燥肌のケアにはどんなクリームを使えばいいのか。
そして効果を損なわない塗り方。
肌バリアを壊したくないから、変なクリームをつけたくないし。
何もつけないと、肌がつっぱって困る。
そんな時のお役立ちアイテムと使い方です!
乾燥肌のスキンケア
肌になにかしら異常がある時。
例えば、顔の一部をやけどしたら、病院に行きますよね。
そしたらお医者さんは、「化粧水とか乳液とかは、付けないようにしてください。ファンデーションとかの化粧もしないでください。」と言うでしょう。
っていうか、言われなくても、つけません(笑)
真っ赤になってる肌を見てたら、化粧水とかつけたらやばいだろうなって、分かります。
肌を刺激して、やけどが悪化するかもって。
で、実際、お医者さんも「つけないで」って言うわけです。
ところが、例外のものがあります。
それは「ワセリン」です。
やけどで赤くなってしまった患部を、保護する目的で、ワセリンを付けます。
やけどした肌にも使えるほど、ワセリンというのは、肌にすごく優しい素材でできているのです。
ワセリンの特徴は、他のクリームと違って、皮膚に染み込んでいきにくいこと。
それから、酸化もしにくい。
肌に塗ると、ワセリンが保護してくれるので肌の水分の蒸発を防いでくれます。
皮膚の水分の蒸発を防いでくれるということは、乾燥肌にとってはありがたい話。
しかも、ワセリンは酸化しにくくて、皮膚にも染み込んでいかない。
なんていい子ちゃんなんだ、ワセリン
!(笑)
乾燥肌のクリームはワセリン
ワセリンが、いい子ちゃんだからって、ベッタベタに肌に塗るのはNG。
適量は、米粒の半分くらいです。
すんごく少量。
肌につけるのは、白色ワセリンです。
黄色っぽいワセリンがありますけど、純度が低いワセリンが黄色なので。
純度が高い白色ワセリンを!
それから、ワセリンを容器からちょこっとすくいとる時は、指でやってはいけません!
つまようじとか、使い捨ての綿棒で取りましょう。
なんでワセリンの使う量が、米粒くらいのちょびっとでじゃないといけないのか。
それは、付けすぎると、逆に肌が乾燥するから。
ワセリンで肌をベッタベタにしたとします。(塗りすぎ状態)
肌にラップしたみたいなもの。
肌から出る水蒸気で、ワセリンと皮膚の間に水分がたまります(ラップの内側に水滴がつくのと同じ)
ということは、皮膚の表面が濡れるってことですね。
するとどうなるかは、こちら。

だから、ピタッと肌をラップしてしまうほどにワセリンを塗りたくったらダメなのです。
お皿にラップをかけるという例えでいうと、ちょっと穴を開けたり、ふわっとかける。
余分な水分は外に逃げて水滴がたまらずに、だけど必要以上に水分が蒸発してカラッカラになるのは防げる、みたいな。
ワセリンも、米粒の半分の量を肌に塗ることで、適度に肌の水分を残しつつ、余分な水分は逃がせる。
肌にいいからって、たっぷり塗ればいいわけじゃないのです!
まとめ
肌を健やかにするために、市販の化粧水とか化粧品とかには注意しないと!って思っているのですが。
じゃあ、天然のものなら、肌にいいんじゃないかって考えます。
人工的なものよりも、天然のもの。
毒性や安全性については、天然のものを選べば大丈夫っていう単純な話ではありません。
ウルシの樹液は、肌がかぶれます。
ウルシは、自然のものです。だけど、かぶれてしまう。
肌に優しいといわれているワセリンは、化学的に抽出されたもの。
人工的なワセリンより、ウルシの方が肌にいい・・・わけありません(笑)
人工的とか、天然とかの前に、皮膚にどういう影響があるのかが重要。
自然の産物の方が肌に危険な場合だってありますから。
あと、日ごろのスキンケアが間違っていて肌がいつも乾燥していたら、肌トラブルが一時的に治っても、また再発してしまいます。
何を自分の肌に塗っているのか、それはどんな成分でどんな作用があるのか。
美肌のためには、知っておかないといけませんね。