もうすぐしたら食事の時間。
だから少しの間、空腹を我慢したい。
そんな時に使える方法があります。
そして、なぜお腹が空くと、ぐ~っという音が鳴るのかについてです。
空腹を紛らわす方法
空腹をちょっとでも紛らわせたい時、どうしていますか?
こんな方法があります。
- 大声を出す
- 噛む
- 歯磨き
アドレナリンは血糖値を上げる作用があります。
アドレナリンを出せば、空腹感を紛らわせることが出来ます。
怒ったり、大声を出したりすれば、アドレナリンは分泌されます。
空腹を紛らわせる物質は、まだあります。
ものを噛むという動作をすると、脳の中でヒスタミンという物質が増加。
この「ヒスタミン」は満腹中枢を刺激するために空腹が紛れます。
歯磨きについてですが、歯磨きと食べることには共通点があります。
刺激と味覚によって、食事をしたという疑似感覚が得られるんです。
食事と似たような刺激である歯磨きによって、ある程度食欲を抑えられるってことです。
歯磨きで空腹を紛らわせる効果は、けっこう持続時間が長いです。
お腹が鳴る理由
おなかはいったいなぜ鳴るのでしょうか。
ご飯を食べてから、だいたい6時間から8時間後にお腹が鳴ります。
お腹がなるのは、空腹期収縮と呼ばれている時に一致して鳴ります。
空腹期収縮とは、空腹時に起きる胃の大きな動きのこと。
食べ物が腸に送られ、胃が空っぽになると、十二指腸からモチリンというホルモンが分泌されます。
すると、胃が大きく収縮。
入り口から出口に向かって大きく波打ち、空気が移動して音が鳴ると考えられています。
さらに、その先の小腸でもぜん動運動が起きるんです。
お腹が鳴るのを止める方法
胃を大きく動かすのは、モチリンが分泌されるから。
つまり、モチリンの分泌を抑えればいいのです。
その方法は、ブドウ糖を摂取すること。
あめ玉や甘いジュースを飲むと、お腹が鳴らないようになります。
ちなみに、お腹が鳴ることに意味が何かあるのでしょうか?
音そのものに、意味はありません。
ただ、空腹期収縮という動きには、残った食べかすを外に出す、言ってみれば胃腸の掃除という役割があります。
空腹について
空腹とはどういう状態なのでしょうか。
まず、ご飯を食べます。
そうすると血液の中のブドウ糖が増えます。
それが脳に伝わって、「お腹がいっぱいだ」「満腹だ」というふうに感じるんです。
食後3時間~4時間が経過。
消化が進むと血液中のブドウ糖が減ってきます。
すると今度は体内の中の脂肪を分解し始めるんですが、その時に出来るのが遊離脂肪酸。
この遊離脂肪酸が増えたことが脳に伝わると、空腹を感じるのです。


