睡眠時間が長いと太るって聞いたことあるような無いような・・・
起きてる方が寝てるよりもカロリーを消費しそう。
だから寝不足で起きてる時間が長い方が痩せるのではないか。
そう思いますけど・・・
寝不足は太る
寝不足になると、太りやすいです。
なぜなら、寝不足になると、成長ホルモンの分泌が低下します。
そうすると、筋肉の増強が抑制されます。
脂肪の代謝も低下してしまうのです。
筋肉が増えない&脂肪の代謝が落ちてしまう=太りやすい
それだけではありません。
寝不足が食欲を増加させる
睡眠不足になると食欲が増します。
それと同時に満腹を感じにくくなるんです。
これは睡眠不足に対応するために、活動に使われるエネルギー量を増やすための反応。
どういうことか詳しく見ていきましょう。
まず、食欲に関する物質が2つあります。
レプチンとグレリンです。
脳の視床下部に作用し、満腹中枢の働きを高めて食欲を抑制する働きをしているのが、レプチン。
グレリンは、胃から分泌され、脳の視床下部に作用するペプチドホルモンで、食欲中枢を刺激して食欲を増進させています。
レプチンの分泌量が増えるとグレリンの分泌が減ります。
逆にレプチンの分泌量が減少すると、グレリンの分泌量が増加します。
睡眠不足になると、グレリンの分泌量が増えます。
ということは、レプチンの分泌は減るわけです。
食欲を感じさせるグレリンが増え、満腹を感じるレプチンが減る。
なので、睡眠不足が続くと食欲が増して、太ってしまう可能性が高くなります。
睡眠不足の解消がダイエットとなり、痩せた人もいるのです。

胃の不調で食欲が減る理由や別腹の謎について
胃の病気や不調によって胃壁が傷つくと食欲がなくなりますよね。
その理由は、胃からのグレリンの分泌が低下するためと考えられています。
それとは逆に、満腹状態でも、美味しそうなものを目にすると食欲がわくことがありますよね。
ケーキは別腹。
これは、グレリンによって引き起こされています。
香りとか、見た目とかで、「美味しそう~食べた~い」ってなって、精神的な食欲が高まります。
食べたい気分の盛り上がりによって、グレリンが分泌されるとともに胃のぜん動運動が始まり、胃の上部に空間が生じて、食べ物を入れることができるようになるのです。
精神的なものによっても、食欲は左右されるということ。
食欲に振り回されないように、落ち着きましょう(笑)