メシマズの原因は味見しないからだと思っていませんか?
ちょこちょこ味見をしても料理はまずくなります。
料理が下手な人の特徴を知り、自分を省みて改善していきましょう。
料理が上手くなる方法
先にざっとポイントを挙げておきます。
- 味見をしなくてもダメで、し過ぎてもダメ
- 手抜きはしてもいいけど、手の抜くところを間違えないこと
- 自己流アレンジは危険
一つ一つ見ていきましょう。
料理が下手なのはなぜなのか
味見をしない場合は、カンに頼ってるわけですよね。
さんざん美味しい料理を作ってきた人が、これくらいの量ならこれくらいの調味料でいいだろうってカンで入れるのは分かりますけど。
味見をすれば、薄かったら足すなど、調整出来ます。
じゃあ、味見をいっぱいしたら美味しく作れるのではないか。
しょうゆをちょっと加えたら味見をし、まだしょうゆが足りないかなって思って、しょうゆを加えて、再度味見。
ちょこちょこ味見をしまくれば完璧!・・・と思うかもしれません。
実は、味見をし過ぎてしまうと、逆に味が分からなくなってしまうという問題が発生するんです。
味見を2回か3回だけにしてみる。
そうすると、うまくいきます。
料理中に味見をしてるんだけど美味しいんだか何か足らないのか分からないっていう人は、味見をし過ぎていませんか?
舌が味を感じる能力には限界があります。
短時間に同じ味の刺激を受け続けると、舌から脳への味の情報が伝わりにくくなってしまうんです。
味見をしても美味しく作れないのは、別に味音痴なわけじゃなかったのです。
メシマズの原因について
初めて作る料理は、レシピを見ながら慎重にやってますよね。
ですが、慣れたら適当になったり、下処理も手抜きをしたり。
例えば、ステーキを作るとしましょう。
肉は焼く1時間前に冷蔵庫から出しておき、室温に戻しておくことってレシピに書いてあったとします。
だけど、めんどくさいですよね。
レシピに書いてあるけど、まあいっかって感じで、冷蔵庫から出してすぐ料理を始めたとします。
当然のことながら、肉は室温になってません。
手抜きして、肉を室温に戻しませんでした。
すると、出来上がった料理は、肉が固くて美味しくない。
レシピは、料理を美味しく作るために書かれた指示書です。
中には美味しさ(味)に直接関わらない部分もあります。
そういった所については、手抜きをしても美味しさに影響はありません。
ですが、美味しさに影響がある部分を手抜きすると、不味くなるわけです。
ステーキのレシピに関しては、肉を室温に戻すことは肉の食感に影響しました。
美味しさに関わる部分を手抜きしたわけですから、不味くなったということ。
味に影響が出ない手抜きって何だと思いますか?
例えば、大根の面取り。
これは、煮崩れを防ぐためのもの。
だから手抜きして面取りをせずに大根の煮物を作っても味に変化はありません。
つまり、味に関わる手抜きをしないこと!
隠し味が手料理をまずくする
隠し味を入れる定番料理といえば、カレーじゃないでしょうか。
カレーの隠し味といえばインスタントコーヒーとかハチミツとかリンゴとかヨーグルトとか。
隠し味は、美味しくするためのものですよね。
入れてみて、美味しくなったかと言われると・・・微妙、みたいな(・・;)
正直、市販のカレールーは、そのままが一番美味しいです。
カレールーはメーカーの開発の人が、長年かかって一番美味しいと思われる様々なスパイスの配合を考えて作り出したもの。
他に何か加えると味のバランスを崩れて、美味しくなくなってしまいます。
これはカレーだけの話ではありません。
料理本に書かれているレシピも同じです。
プロの料理人が考え抜いて作っています。
シロウトである私たちがアレンジを加えると、不味くなってしまうのも当然です。
分量を守らず作ってしまうと、そりゃ美味しく出来るわけないよな~と反省。
自己流アレンジという名の、味に関わる手抜きをしないように!(苦笑)