食べても食べてもお腹が空く。
あんなに食べたのに、また異常な空腹感に襲われる。
それには理由があったのです!
すぐにお腹が空く原因について
ご飯やパンだけ食べると、おかずが欲しくなりませんか?
でんぷんが多い炭水化物への欲求は、それだけ栄養素が不足している証拠。
満腹ホルモンは、脂質やタンパク質を摂った時は盛んに分泌されます。
しかし、炭水化物の場合はあまり反応しません。
パンや麺類などの小麦や、米をつい食べ過ぎてしまうのは、満腹ホルモンがあまり分泌されないという理由もあったわけです。
例えば、朝食が低脂肪牛乳をかけたシリアルだった場合、2時間もすればもっと食べたくなります。
ダイエットのために低脂肪にした方がいいと考えがち。
それは逆効果なのです。

すぐにお腹が空かないようにする対策
時間が無い時、とりあえず空腹感を紛らわしたいなら、お茶やコーヒー、スムージーなどに良い油を入れて飲むだけでも効果があります。
体内に油が入ると、脂肪細胞が刺激されて満腹ホルモンのレプチンが出てくるので、飲み物だけでもかなり満足感が得られます。
この時に入れる油は、オメガ3が摂取できるものを選ぶこと。

「油を入れるのはちょっとな~」みたいに、抵抗感がある人は、
チアシードはどうでしょうか。
チアシードはオメガ3をはじめミネラルも豊富に含むスーパーフードです。
ローストされておらず、悪い油を心配する必要がありません。
チアシードを、お茶などに入れて飲むと、良い油たっぷりの栄養価の高い飲み物になり、おまけに満腹感も得られます!
まとめ
お腹が空いた時に、炭水化物だけで食事をすると、お腹が空きやすくなるということでした。
満腹ホルモンは、炭水化物だと出ない。
油だと、出る。
油を少なくして低カロリーがダイエットには必須だと思っていたのが、実は違ったわけですね~。
油やカロリーがダイエットの敵ではなく、空腹がダイエットの敵!
すぐにお腹が空くと、ストレスがたまってしまいます。
いつか爆発して、やけ食いに走り、リバウンドしかねません。
気をつけましょう。
ちなみに。
糖質はタンパク質とくっついて、熱が加えられると、AGE(終末糖化産物)という極めて破壊的な物質に変化してしまうことが知られています。
このAGEは、細胞を攻撃し、炎症を引き起こします。
動脈を詰まらせる血栓の原因は炎症です。
AGEによって傷つけられた血管の内壁に、血液中を流れるコレステロールが染み込み、炎症が起きます。
それを防ごうとして、免疫細胞や血小板がやってきて、かたまりを作ります。
それが血栓。
糖質の摂りすぎは、万病のもと。
いい油を摂って満腹感を得られれば、必要以上に炭水化物や糖質を食べることもなくなります。
痩せるためだけではなく、健康の観点からも、食事の内容は意識していかないといけませんね。

