男性でも増えている隠れ冷え性とは

冷え性というと、女性だけの問題かと思いきや、最近は男性でも冷え性の人が増えているんです。

女性は体を冷やすと良くないという意識が強いので、普段から足元を冷やさないように気をつけている人も多いと思います。

このところ体調が悪いという男性は、ひょっとしたら冷え性が原因かもしれませんよ。

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そもそも冷え性とはどんな状態のこと?

一言で言ってしまえば、血行不良の状態です。

冷え性=血行不良

血行不良になる大きな原因は、運動不足による筋肉の減少と、自律神経の乱れが考えられます。

冷え性の原因①運動不足

筋肉は使わないでいると、どんどん萎縮します。筋肉が痩せると血流が悪くなってしまいます。それが冷え性の原因になるのです。

女性の筋肉量は男性の60%程度。ところが最近は男性も運動不足で女性と同じように冷え性になりやすい人が増えてきてしまっています。

あと、運動不足により太り、体の周りに脂肪がいっぱい付いてくるとその脂肪がなんと保冷剤の役目を果たしてしまうんです。

脂肪は血行不良を招き、体温調整を妨げます。

脂肪で体が冷える⇒冷えると脂肪が付く

まさに負のスパイラル!

冷え性の原因②自律神経の乱れ

人は自律神経によってホルモンの分泌を調整し一定の体温を保つようにコントロールしています。

ところが、「不規則な食生活」「睡眠不足」「ストレス」などが原因となって自律神経、ホルモンバランスを乱してしまうことがあるのです。

とくに夏場は暑い屋外と、クーラーの効いた寒い屋内を行き来し急激な気温変化を重ねると自律神経が異常をきたす場合があります。

正常ならば、寒さを感じると内臓を温めるために手足などの末端部分の血管を収縮させ、内臓に血液を集めるのですが自律神経が乱れると、逆に末端部分に血液が送られ結果、内臓が冷えてしまうことになるのです。

普段は暑がりで汗かきなのに、体の中は冷えているという人がいて、それを隠れ冷え性といいます。

隠れ冷え性とは

隠れ冷え性だと気付かない人が多いから実は危険なんです。

1℃体温が下がると、なんと新陳代謝が15%下がり免疫機能が30%~60%下がるといったデータも出ています。

風邪をひきやすくなったり、アレルギーや膠原病を起こしやすくなる。あげくのはてには、免疫力が上がりませんから年齢と共にがんのリスクが高くなります。

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まとめ

隠れ冷え性なのかどうか、気になりますよね。チェックしてみましょう。

  • お腹に手を当てるとお腹の方が冷たい
  • いつもだるい感じがする
  • しょっちゅう下痢や便秘になる
  • 風邪をひきやすい
  • 平熱が36.3℃以下

平熱が36.3℃以下という項目にあてはまった人はこの1つでもう完全な隠れ冷え性。

それ以外の項目にあてはまった人は隠れ冷え性予備軍です。

冷え性の原因から考えると筋肉量を増やすこと、内臓を温めること、が対策になりますよね。次回の記事でその方法をご紹介します。

暑がりなのに冷え性ってことがありえるんですね。がんのリスクが高まると聞くと「まあ冷え性くらいどうってことないか~」なんて言ってられません。