肌は日焼け止めを塗りたくって気を付けている人が多いと思いますが
目はどうでしょうか?
実は目に紫外線が入るとシミ・そばかすの元になるんですよ。
目に紫外線が入るだけでも日焼けする
目に紫外線が当たると全身のメラニンの量が増加します。
体は紫外線が当たってなくても目に紫外線が当たっていたら、日焼けするってこと?
目に紫外線が入ると目の細胞がダメージを受け、脳から「メラニンを作って守れ!」という指令が出ます。
指令を受けた肌がメラニンを作り出して肌が黒くなってしまうのです。
せっかく日焼け止めを肌に塗ったのに。ガーン( ̄ロ ̄)
日焼けするのは肌だけじゃない
目も日焼けするってご存知でしたか?
紫外線が目から入って体のメラニンが増えるっていうのは先ほど言いました。
「目」自体も日焼けする??
そうなんです。瞼裂斑(けんれつはん)という目のシミが出来ます。
『瞼裂斑(けんれつはん)』
紫外線などの刺激によって目の結膜(白目を覆っている粘膜)が分厚くなる状態。
瞳の左右、特に鼻側に出来ることが多いです。
20代以上の約6割の人に瞼裂斑があるといわれています。
瞼裂斑があったとしても肌のシミと同じように自覚症状はありません。症状が進行すると瞼裂斑炎やドライアイの原因になることもあります。
それを放置すると翼状片(よくじょうへん)に。
『翼状片(よくじょうへん)』
瞼裂斑が大きくなり黒目の部分にかぶさる病気。
ゴロゴロとした異物感、視力の低下、乱視が入って見えにくくなる、といった症状が起きます。
手術で取ることはできますが再発率が高いんです。
紫外線の種類
目に!目に日焼け止めを塗らないと!紫外線から目を守るために。
その前に、紫外線の種類について。
『紫外線 UV-B』
高エネルギーの紫外線なんですが、到達するのは目の角膜まで。
雪目や日焼けで肌が真っ赤になるのは、このUV-Bによる急性炎症によるものです。
雪目とは紫外線角膜炎のこと。目の表面のやけどの様なもので目薬によって数日で治ります。
『紫外線 UV-A』
問題は、このUV-A。紫外線のおよそ9割を占めます。
目の水晶体まで到達するので白内障の確率が上がってしまいます。
水晶体がにごり、視力の低下を引き起こす白内障。
白内障の5人に1人は紫外線によるものなんです。
夏の紫外線から目を守る方法
目に日焼け止めを塗りたい!もちろん、そんなわけにいきませんよね。
紫外線から目を守る方法といえばUVカットのサングラス。
選ぶ時には気をつけなければいけないポイントがあります。
『薄い色のレンズを選ぶ』
濃い色の暗いレンズだと瞳孔が大きく広がってしまい、かえって紫外線を多く取りこむことになります。
薄い色を選びましょう。
『顔とレンズの隙間が小さいものを選ぶ』
紫外線は顔とレンズの隙間からも入ってきます。なので、隙間が極力小さいもの。目の周りを覆うモノがいいです。
『紫外線透過率をチェック』
サングラスでもただ色がついてるだけのものがあります。しっかり紫外線をブロックしてくれるものでないと困りますよね。
紫外線と、おまけにブルーライトまでカットしてくれる目を守るのに最適なサングラスがこちら↓
曇りの日でも快晴の時の6割の紫外線が降り注いでいます。
雨の日でも快晴の時の3割の紫外線が!油断は大敵です。
まとめ
メラニンの生成を抑制してくれるリコピンが入った夏野菜を積極的に摂りましょう。
トマト、ナス、スイカ、グレープフルーツなどです。
白内障の発症率を下げるビタミンCは、レモン、いちご、パプリカ、ゆず、キウイなどから、
紫外線のダメージで発生する活性酸素を除去してくれるルテインは、ほうれん草、ブロッコリー、カボチャ、いんげんなどから摂取して体の中からも守りましょう!