脳梗塞の前触れとは?こんな症状が現れたら見逃さないで!

前回は、脳梗塞について取り上げました。

脳梗塞は、夏こそ注意だということ!(詳しくは前回の記事をご覧ください)

今回は、その続きです。

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脳梗塞には前触れとがあります

脳梗塞の症状は、

  • 手足が動かなくなったり顔半分の麻痺
  • ろれつが回らない、言葉が出ない、理解できない

といった分かりやすいものです。

そんな脳梗塞の症状が一時的に現れることがあります。それが脳梗塞の前触れです。

例えば、片側の腕に突然力が入らなくなったとします。

脳梗塞の症状ですよね。

でも、10分から30分くらいで元に戻ることがあります。

治ってしまうと、多くの人は「さっきのは何だったんだろう?」とちょっと不安に思いつつも「まあ、少しの間だけだったし、疲れが出たのかな。」って放置してしまうんです。

一時的に脳梗塞の症状が現れる前触れのことを一過性脳虚血発作といいます。

一過性脳虚血発作とは

なぜすぐに脳梗塞の症状がおさまってしまうのかというと、脳の血管が一時的に詰まっても、すぐに血栓が溶けて血流が再開するからです。

しかし、症状がおさまっても脳の血管が狭くなって、詰まりやすくなってる状態は何も変わってませんよね。

たまたま、すぐに血栓が溶けて血流が再開したってだけで。

だから、崖っぷちの状態!すぐに病院で受診しなければかなり危険です。

もし、一過性脳虚血発作を放置すると約6人に1人は、その後完全に血管が詰まり、本当の脳梗塞になってしまいます。

一過性脳虚血発作の症状として、他には片側の目の視野が幕が下りてくるような感じでスーっと見えなくなる、あるいは突然の強いめまいが起こる、といった症状が起きたら要注意!

前触れを見逃さずにすぐに病院へ!

一過性脳虚血発作が起きてから、どのくらいで病院に行けばいいのでしょうか。

それは1分でも早い方がいいのですが、目安としては、4時間半です。

なぜ4時間半なのかというと、血管に詰まった血の塊を溶かす「TPA」という薬が使えるタイムリミットだからです。

一過性脳虚血発作という脳梗塞の前触れがあってすぐに病院に行き、治療を開始すれば8割の人が、脳梗塞になってしまうのを防ぐことができます。

だから、前触れを絶対に見逃さないでください!

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まとめ

脳梗塞の予防としては

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常

などの生活習慣病に気をつけること。

生活習慣を改めて「禁煙」「適度な運動」「塩分、脂肪分は控えめに」といったことを第一に。

そして、夏の時期は血栓症が増えやすいので、脱水にならないように汗をたくさんかいて水分が摂れてない時は、寝る前や起きた時にコップ1杯の水を飲むなどで水分を補給することが大事です。

脳梗塞は突然やってきます!

注意しましょう。