お酒を飲まないから肝機能は大丈夫とか、脂肪肝はアルコールを飲まない人には関係無い話でしょって安心してませんか?
肝臓の数値が高い人の中に飲酒しない人もけっこういます。
肝臓が悪くなる原因がお酒以外にもあるってことです。
脂肪肝はアルコールを飲まない人でも注意しなければいけない理由
お酒を飲まない人は肝臓病の心配がないって思っている人も多くいますが、残念ながらそんなことはありません。
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)というものがあります。
全くお酒を飲まないのに、なぜ脂肪肝になってしまう人がいるのでしょうか。
一番多いのは、肥満によって内臓脂肪がたまるケース。
その内臓脂肪の一部として、肝臓にも脂肪がたまってくるのです。
これがお酒を飲まない脂肪肝の原因として一番多いもの。
お酒を飲まなくても、肥満や糖尿病などがあれば、中性脂肪の蓄積によって 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)になってしまいます。
そして、そのうちの1割から2割がNASHと呼ばれる脂肪性肝炎に移行すると言われています。
そうなると肝硬変や肝がんへのリスクが高まります。
アルコールを飲まない人でも太っている人は、内臓脂肪の一部が肝臓に蓄積されるので、油断できないってことですね。
脂肪肝は痩せてる人も注意!
ということは痩せている人は大丈夫!って思ってしまいますけど、これは栄養のバランスが非常に大事です。
ガリガリの人でも同じ様に脂肪肝が起きます。
なんで~!?って思いますよね。
痩せている人は、脂肪が足りないので、皮下脂肪から脂肪を分解してエネルギーとして使おうとします。
その時に脂肪酸というものが出てきます。
脂肪酸が肝臓に集まってきて、中性脂肪となる源となってしまうのです。
まとめ
ですので、痩せていて栄養バランスが悪い人も注意が必要!
お酒を飲まない人は、特に食事に気を配りましょう。
無理なダイエットはやめて、良性のタンパク質やビタミンを摂ることが大切です。
お酒を飲む人も飲まない人も肝臓の状態を知るための数値があります。
それが血液検査でわかるガンマgtp。
これは、肝臓の解毒作用に関係する酵素で、50以下が正常とされていて、それ以上になると肝機能の障害がある可能性があります。
肝臓をいたわりましょう。
