中身を最後まで使い切れるシャンプーボトルがあります!
シャンプーとかリンスとか、底にまだ残っているのに出てこない!
バスルームでよくある光景ですけども。
見た目がおしゃれでキレイな上に、機能性もある女子の食いつき半端ないシャンプーボトルについてです。
シャンプーの詰め替えのボトル
普通のボトルだと、中身がわずかになってくると、どんなにプッシュしてもシャンプーが出てきませんよね。
こんな時どう対処していますか?
ボトルの中にお湯を入れて、容器の底にたまったシャンプーを溶かして、頭に掛けるとか。
もったいないから、そうするしかありません。
シャンプーを最後の一滴までポンプで出すことができればいいのに!
なんと、大阪府八尾市にある会社が、そんなシャンプーボトルを作ってくれました。
携帯電話のケースとかコンタクトレンズのケースとか釣り用具とかパチンコ台の部品とか、大手メーカーから依頼されて、プラスチックの金型を期日までに納品するのが、その会社の仕事。
そういう会社が、初めて自社製品として開発したのが、このシャンプーのボトル!
まず、見た目の話からさせてください!
プラスチックの種類の一つであるアクリルで作られています。
ガラス製品かな?ってくらい美しい。
ガラスに見えるけれども、プラスチックの一つであるアクリルなので、このボトルを持ってみると思ったよりも軽いです。
プラスチックの中でもガラスよりも透明度が高いアクリル樹脂です。
以前から、アクリルはすごい華やかで豪華だな!と目をつけていたそうです。
だから、まずはアクリルという素材ありきだった、と。
だいたい、工業アイデア商品というのは、アイディアが先にあって「じゃあデザインをどうしようか~」という話になります。
つまり、デザインは後回し。
なので、出来上がった商品は便利だけど、あんまりおしゃれじゃなかったり(^_^;)
ところがこれは、アクリルの美しさを生かして何かができないかな?というのが先にあったので、こんな美しいシャンプーボトルが完成したわけです。
このシャンプーボトルが最後まで使い切ることが出来るヒミツについて
このボトルは、底の蓋を開けて、市販の詰め替え用のシャンプーやリンスやボディソープなどを入れて使います。
ワンプッシュで3ccぐらい出ます。
使っていくと、どんどんシャンプーが出てくるので、中身が減っていきますよね。
普通だったら最後まで使い切る前に、ポンプが中のシャンプーを吸い上げられなくなることが多いんです。
だから残っちゃう。
けど、このシャンプーボトルは違います。
シャンプーの最後の一滴までかき集めポンプで吸い上げることができます。
シャンプーの底の蓋を開けて見ると全然残っていません!
底に残ったシャンプーとかリンスなどを、かき集めてポンプで吸い出すようにする技術の結晶が、「ひみつのプロペラ」です。
このおかげで本当にシャンプーが底に残っていません。
このプロペラが、液体をかき混ぜることによって、中に入った空気を出し、さらに底にたまった最後の一滴まで、すくってくれるんです。
普通のシャンプーボトルだって、ポンプを押したらこんなふうに液をすくってくれたらいいんですけどね。
しかし、普通は液じゃなくて、空気をすくってしまうわけですよ。
それが、このボトルと、普通のボトルの決定的な違い。
これを作った会社は、プラスチックのプロです。
ボトルの部分はアクリルで、プロペラの部分はプラスチックで作られています。
プラスチックといっても、ただのプラスチックではありません。
少し粘りのあるプラスチック。
そのプラスチックじゃないと、うまくいかないんですって。
シロウトには、どういうことなのか分かりませんけども(^_^;)
こんなふうに、プラスチックの材質を微妙に変えることで、最後の一滴まで残らず吸い取るボトルが作れるわけです。
まとめ
風呂場に、キラキラしたものを置きたい。
キラキラといえばガラスですが、ガラスは割れると危ないので、風呂場には置けません。
実はガラスよりもアクリルの方が光の透過率が高いです。
言ってみれば透明度が高いということ。
このアクリル製のシャンプーボトルによって、キラキラしたキレイなものを置くという、女子の夢が実現されました(笑)
色もいいですよね。
微妙にグラデーションで変わっていく。
ここの部分も、プラスチックのプロが作ったからこそ出せる色なわけですよ。
このシャンプーボトルは、試行錯誤を繰り返し、およそ1年をかけて完成したそうです。
中小企業の街、八尾で、その技術が認められました。
そして、八尾市のふるさと納税の返礼品の一つとなりました。
ポンプ部分のバネなどの部品も全て、八尾市や東大阪の周辺の企業から調達されています。
なので、このシャンプーボトルは、メイドインジャパン!
人気商品で、工場はフル稼働ですって。
自分用にも欲しいですし、プレゼントにもぴったりですね♪