和食はユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。世界から和食に対する関心も高まっています。
高級料亭で食事をする機会もないしな~。必要ないかな、と思っていましたが、和食のマナーを知らないのは、日本人としてちょっと恥ずかしい。
尾頭付きの鯛の正しい食べ方は?にぎり寿司や軍艦巻きにどうやって醤油をつければいい?
知っていて損はないですよね。
正しい和食のマナーをご紹介します。
和食のマナー
お店に入る前からお作法は始まっています!
お店への上がり方
玄関では、真っ直ぐ進んでそろえて靴を脱ぎます。そして、ヒザをついて靴の向きをそろえ直します。
最初からお尻を向けて靴を脱ぐことのないように!脱ぎにくいブーツは避けた方が無難です。
座布団の座り方
お座敷での席のつき方です。
座布団は、お店側のおもてなしの心ですので、足で踏まないように、いったん正座して、ヒザで移動。
座布団の後ろでまず正座をします。両手をついて体を持ち上げながらヒザで移動しましょう。
お箸の扱い方
お箸についている帯はどう外しますか?
周りの方に不快な思いをさせないということが大事です。
お箸の帯は、破いたり、家紋を指で押さえつけてはいけません。側面を優しく持って外しましょう。その外した帯は、御前の外に置くか、持ち帰ります。
お造りを食べる時のマナー
お造りを食べる時、わさびの使い方はどうすれば?甘エビの殻の取り方は?いや~、どうすればいいのか分かりませんね。
わさびをお箸で取って、しょうゆに溶かしてませんか?しょうゆに溶かすのではなく、わさびはお造りにつけて食べます。
そうするとわさびの香りが楽しめます。やっぱり、わさびを溶かすためにお箸をしょうゆの中でバチャバチャするってのは、美しくないですよね~。
次は、甘エビの殻の取り方です。どうしても手を使わなければいけません。
手で直接甘エビの殻を触らず、懐紙を使います。
懐紙とは、茶道や懐石料理で使う二つ折りの和紙。懐に入れて携帯します。
懐紙を持った左手で甘エビの頭を押さえます。身は、必ずお箸で取りましょう。尻尾も同じように懐紙で押さえて、お箸で身を外します。そして、しょうゆにつけて食べます。
どうしよう!懐紙を持ってない!という場合は、手を使って外し、汚れたらナプキンの内側で拭きましょう。
お箸を使わず甘エビの尻尾をつかんで、手で口まで運ぶのはNGですよ!(←そりゃそうだ)
まとめ
なんとなく知ってたということもあれば、あ~そうだったんだってこともあったと思います。
他にも
- 鯛の尾頭付きの食べ方
- にぎり寿司や軍艦巻きの食べ方
- お吸い物
など、次の記事でご紹介します。
和食のマナーっていうと、堅苦しいイメージがありますけど、実際にやってみると、マナー通りにした方が食べやすかったり、料理をきちんと味わえるな~と感じます。