前回は社交不安障害を治す方法としてセロトニン不足を原因だと考えて、セロトニンを増やす方法を書いた。
今回は別方向から。
精神的なことが原因で体が元気じゃなくなることって多い。
それについて私なりにじっくりと考えてみることにした。
今回の疑問「心の影響力って、思ってるよりすごいのかも?」
風邪をひいてるわけではないのに食欲が無かったり、胃が痛かったり、頭が痛かったり。白髪、吹き出物などの肌荒れ、下痢など、急になったりして戸惑う。腰痛とかね。 病院で調べてもらっても、別に何も異常は無い。でもずっと痛くてつらいって人もいる。
異常がないんだけれど、不調だ。でも、体には治療が必要な箇所は無い。そういう場合の原因って、たいがいストレスだと言われている。
本人はストレスがかかっている自覚が無いこともある。だけど、体にあらわれてしまう。体調不良の原因は心。どういった症状があらわれるのかは人によってバラバラ。
胃が痛くなる人もいれば、社交不安障害となって手の震えとか吐き気が起きたり、うつ病で気力とか無くなる人もいるし、そういう苦しい症状は無いものの、白髪が増えた、とか。
心っていうのは、すごい力を持っている。胃を痛くすることも白髪を増やすことも出来ちゃうんだから。
「ハウルの動く城」のセリフが聞こえてきた。
ソフィーのセリフに、今頃頷きまくってる自分がいる。
ストレス解消法がどうたらこうたら~。テレビとか雑誌で見かける。
「○○なのは、ストレスが原因」という言葉もよく聞く。
太るのは、食欲がガマン出来ないからだ。ガマン出来ないのも、お腹が空いているわけでもないのについついつまんじゃうとかも、ストレスがあるからだと思う。なんでもかんでもストレス!ストレスの仕業なのですよ。
「ストレス」という言葉を聞き慣れちゃって、あ~ストレスね~って軽く流してたが、とんでもなく重要なことなのかもしれない。
健康のために運動不足を解消するとか、まんべんなく栄養を摂取するとかよりも、ストレスのことを気にした方がいいのではないか。そう思った。
うちのお父さんは、数年前にハゲたことがある。頭頂部が、カッパか!ってくらいに。
その時は、まあ、お父さんも年寄りになったってことだな~ なんて私は思っていた。
しかし、うちのお母さんはお父さんのハゲを「円形脱毛症だ」と言い張ったのだ。
円形脱毛症っていうのは、10円位の大きさのやつのことだろうに。カッパだよ?円形脱毛症なわけがない。
お母さんの発言に私はちょっと感動した。ハゲを円形脱毛症だと言ってくれる妻がいて、お父さん、良かったね~って。
ところが、だ。うちのお父さん、今、カッパじゃないのである。
え? 「”悩み無用”の店に行っただろ!」って?
それが、お父さんはあの時期、仕事がうまく行かずにストレスを抱えていたらしいのだ。しかし、それを乗り越えて仕事がうまく行き始めて落ち着いた。
そしたら、カッパの皿の部分から毛が生え始めたのだ。
全体的な毛量は歳相応なんで、ボーボーとまではいかない。毛の隙間からガンガン頭皮が見える。その絶妙な生え具合がリアルで、育毛剤とかそういうのじゃない感じ。
しかし、カッパの皿は今の頭にない。うちのお父さんは人間だ。
マジでストレスによる円形脱毛症だったようだ。ストレスが無くなったから毛根が通常運転に戻った。そういうことみたい。
お父さん、ハゲ扱いしてごめんよ。
お母さん、あの言葉は妻の愛じゃなかったんだね、ただの事実を述べただけだったんだね。
私は、ストレスの計り知れない力を目の当たりにした。
ストレスは、お父さんを10円どころか、カッパにしちゃった。そして、ストレスが無くなっただけで、人間に戻った。
ストレスのことに気付かずに高級な育毛剤を買ったりとかしてたら・・・。
ストレスが有るまま、そんなの使ったって髪は生えなかっただろう。お金を無駄にするところだった。お父さんにとっての育毛剤はストレスを無くすこと、だったのだから。
というわけで、ストレスの威力ってすごいんだなと感じたわけである。
心の影響力はすごいから、ストレスをなめてはいけない!
誰しもストレスはあると思う。 しかし、ストレスによって引き起こされている 自分の不調には気付かないでいるんじゃないだろうか。
胃が痛いのはストレスが原因なのに、胃もたれかな?とか思って胃薬をずっと飲んでたりして。
なんとなく朝スッキリ起きられないとか、 体が重いとか、不眠症気味とか、些細なことだし、最近ずっとそうだからって意識しないでいるちょっとした不調。
もしストレスが全くない状態になれたとしたら。それらの些細な不調が全て消え去るかもしれない。
だって、
「心って重いの」
だし。
次回は、心について考えて社交不安障害を治す方法を探っていく。
まだまだ考察は続く!