寝てる時に咳が出るから、起きてしまう。
夜に咳がひどくなる病気って何なの?
それは、風邪じゃなくて〇〇だったのです!
夜中に咳で起きてしまう
なぜ夜に症状が出るのでしょうか。
夜、寝ている時っていうのは、副交感神経が優位になっています。
副交感神経の働きは「体を休ませること」「体温を下げること」それからなんと「気道を狭くすること」なんです。
そうすると、元々狭くなっている気道が、より狭くなり、症状が出やすくなるということです。
ということは、昼間に咳がよく出る場合は、他の病気が考えられます。
昼間でも咳が出る場合は、急性気管支炎、百日咳、copd、慢性閉塞性、肺疾患の可能性も。
夜に咳がひどくなる病気=喘息
喘息のもう一つの見極め方です。
「毎年同じ様な時期に繰り返すかどうか」
例えば、今の様な季節の変わり目に決まって症状が出るといった場合は、喘息の可能性が大だという事。
そして、喘息かもしれないと思って病院に行った場合はどんな検査をされるのでしょうか?
喘息の検査は、まず最初に聴診器で呼吸音を聞いて異常を調べます。
それから、痰の摂取で、アレルギーの有無が分かります。
アレルギーのある人に特徴的な細胞である好酸球があるかどうかを調べるのです。
また、肺の機能を全般的に調べるスパイロメーターという検査機器で検査します。
この機器は、肺活量や1秒間に吐き出せる息の量などを測定できます。
これで喘息の傾向があるかどうかが分かるのです。
喘息の原因について
風邪の場合だと、ウイルスなどのが原因ですが、喘息の原因は何でしょう?
一番多いのはアレルギー。
- ダニとその死骸
- カビ
- ハウスダスト(ハウスダスト1g にはダニの死骸が平均1500匹いると言われています)
- 花粉
- 動物の毛
さらに刺激を与えてしまうものとしては
- タバコの煙
- pm 2.5
- 黄砂
なども、引き金になることがあります。
アレルギー以外の原因というと、よく聞くと思いますが「天候の変化」が考えられます。
天候の変化や台風による気圧の低下なども、喘息の刺激に。
つまり喘息患者は、ほんのわずかな刺激にも反応してしまうということです。
その過敏さは、健康な状態に比べて50倍から100倍とも言われています!
大人喘息の予防
喘息予防のためにはこまめな掃除が大切。
ダニやハウスダストなどしっかりと掃除しましょう!
ポイントは、
- 家具と壁の間も丁寧に掃除すること
- 風通しを良くして湿気を防ぐこと
- 布団や枕は天日干しして掃除機をかけること
- エアコンのフィルターはこまめに水洗い
カーテンはできれば薄手のものをよく洗って使いましょう。
こまめなうがいやマスクの着用もアレルギーを防ぐためには重要です。
喘息なのに風邪の治療をしていたりすると全然治りません。
風邪と喘息の区別はなかなか難しいので、症状が長引くようであれば早めに病院で診てもらいましょう!