夜中にトイレに起きることが多くなったな~。
対策として寝る前にトイレに行ったし、水を飲みすぎないように注意したけれど、夜になるとトイレが近いな~。
冬で寒いからかなって簡単に考えがち。
実は、腎臓がやばいかもしれません。
夜中トイレに起きる原因として考えられること
腎臓が悪くなると、尿が出なくなるイメージがありませんか?
そのイメージとは逆に、腎不全の初期は、頻尿になります。
普通の状態だと夜のトイレの回数は0回から1回。
まったくトイレに起きずに、朝まで眠れるか、もしくはトイレに行くとしても1回だけ。
ですが、腎臓が悪くなると、夜に2回以上出ます。
腎臓病には自覚症状がほとんどありません。
血液検査をしてみたら、すごく悪かったとしても、患者の人は自覚症状がないので、検査結果の悪さが信じられない!という人も結構います。
つまり、病院に行った時にはすでに手遅れっていう場合も、思っている以上に多くあるんです。
自覚症状がないと言っても、ある程度病気が進行してくると、いくつか兆候が現れます。
その1つが、夜間に多尿なのです。
自覚症状がない病気である腎臓病について
夜中のトイレの回数が増えるのは、腎臓病の兆候です。
腎臓病っていまいちイメージができませんよね。
腎臓の働きは、老廃物をろ過すること。
ろ過する装置に、糸球体というものがあります。
腎機能が悪くなると、糸球体が目詰まりを起こしてしまいます。
糸球体とは、腎臓にある毛細血管のかたまり。
不要なものが含まれた血液から、不純物を取り出して尿にして、綺麗にした血液を再び血管に戻す役割を担っています。
腎臓が悪くなり、ろ過機能が低下すると、大変!
体の中に老廃物が溜まり、尿毒症などを起こしてしまいます。
それがいわゆる腎不全という状態です。
腎臓について
腎臓は、背中側の腰の少し上に左右一つずつあります。
そら豆のような形をしていて、大きさは握りこぶしくらい。
先ほども言ったように、役割は血液をろ過すること。
それ以外にも、体内の塩分や水分をコントロールして、血圧を調整しています。
そして実は、その血圧が、冬に腎臓が悪くなりやすいことと大きく関係しています。
冷たい刺激によって、血管が細くなるということはどういうことだと思いますか?
ホースで流れる水を想像してください。
普通の状態と比べると、ホースが細くなると水が勢いよく流れますよね。
それは血液もそうです。
寒くなると血管が収縮します。
だから冬になると、血圧が高くなるのです。
血圧は、ダイレクトに腎臓に負担をかけます。
冬の方が、腎臓に負担がかかる理由は、こういうことだったのです。
夜にトイレが近くなるのは、寒いからしょうがないな~と解釈して、なにもしないでいるのは楽観的すぎるかもしれません。
腎臓病はほとんど自覚症状がないので、腎臓が悪くなってるから多尿なのかの判断って、検査しないことには分からないわけですから。
腎臓病の予防法ついては、こちらをご覧ください。
腎臓をいたわることが大事。
そのために、普段の生活を見直しましょう。