朝なのにパンプスがきついっておかしいですよね。
歩き回った夕方とか夜にパンパンになるのは分かりますけど。
朝のむくみの原因についてです。
寝起きで手足がむくむ原因
体に水分が溜まってしまうと、手足がむくみます。
むくみというのは、例えば1日よく歩いた夕方に足がむくんだりしますよね。
これは単なるうっ血の場合が多いです。
注意しなければいけないのは、朝起きた時のむくみ。
朝にむくみが出るのは、夜間に水分を上手く尿にできていないということ。
腎臓が弱っている可能性があります。
尿に泡立ちがありますか?
腎臓病は、尿の状態でも兆候が現れます。
尿が泡立つのです。
なぜなら、尿にタンパク質が含まれるから。
これはどういうことかというと、体に必要なたんぱく質が、腎機能の低下によって、尿として体の外に出してしまうのです。
腎臓の詳しい仕組みについてはこちらをご覧ください。
むくみの予防法
朝のむくみは、腎臓が弱っている可能性大。
なので、腎臓をいたわることが大事です。
腎臓病の予防法が、朝の手足のむくみの解消につながります。
- 塩分制限
- コレステロールを抑える
- 適度な運動と標準体重の維持
- 禁煙
- こまめな水分補給
予防としてやってっておいた方がいいことは、生活習慣の是正。
一番大事なのが塩分制限です。
塩分を控えることで腎臓にかかる負担を減らしましょう。
糖尿病の人は、糖尿コントロールをしっかりすること。
あとは、コレステロールを抑えること。
そして、適度な運動。
体重を増やさないことが大事です。
体重が増えるとそれだけまた腎臓に負担がかかってしまいます。
もちろん喫煙も、血管にダイレクトに負担がかかりますので、禁煙すること。
水の飲み方について。
冬はあまり水分を取りませんよね。
腎臓は脱水に弱いです。
こまめに水分を取ること。
腎臓が元気に働いてくれれば、体の中の水分調整もしっかりやってくれて、むくむこともありません。
腎臓病は自覚症状がほとんどない
腎臓が悪くなるのも急性と慢性があります。
急に悪くなる事を急性腎障害と呼びます。
これは割とすぐに治ることもあります。
どちらかというと、急性腎障害は治る可能性があります。
慢性だと腎臓の機能は、なかなか戻りません。
慢性腎臓病の代表的なものとしては糖尿病によるもの。
それを、糖尿病性腎症と言います。
また、長年の高血圧による腎硬化症というものがあります。
長年かけて血管を蝕んでいきます。
慢性腎臓病にはその特徴から別名があります。
サイレントキラーです。
自覚症状がほとんどないということ。
朝、むくんでいたからって、腎臓病だな!と思います?
思いませんよね。
だから怖いんです。
腎臓病の兆候として、血尿があります。
濾過機能の低下で赤血球が尿に混じるからです。
腎臓病の兆候をまとめると、こちら。
- 夜、トイレが近くなる
- 朝の手足のむくみ
- 尿の泡立ち
- 血尿
ただこのような症状が出ると、進行している可能性が高いです。
本来は、そうなる前に予防をしっかりすることが大切。
特に高齢者、高血圧や糖尿病の人、肥満などの生活習慣病の人、過去に心臓病や腎臓病になったことがある人、タバコを吸っている人は要注意です。
腎臓の検査には尿検査や血液検査があります。
尿検査では尿にタンパク質や血が混じっていないか、血液検査では老廃物の一つであるクレアチニンという成分の数値を見ます。
腎臓が悪いとこの数値が高くなります。
まとめ
腎臓が悪くなってしまうと、腎臓に変わって不純物を取り除くのに、人工透析が必要になります。
人工透析をすれば腎機能は回復するのでしょうか?
衝撃の事実!
腎臓は一回悪くなったら回復することはまずありません!
つまり、一生人工透析をし続けなければいけないということ。
逆に言うと、透析をして生きながらえている状態です。
腎臓病で人工透析が必要な人は年々増えていて、2015年には32万人を超えています。
腎臓も肝臓と同じく沈黙の臓器。
意識して予防や検査を心がけましょう。