ピロリ菌と胃がんの関係とは

ピロリ菌って聞いたことありますか?

胃の中にピロリ菌がいる人といない人がいて、いる人はマズイんですよね。

ピロリ菌に感染してしまうと、どうなってしまうのか?自分は大丈夫だろうって思いたいのですが、感染しているかどうかも心配。

今回はピロリ菌について取り上げます。

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ピロリ菌は胃がんの元凶!?

ピロリ菌とは土の中に生息する土壌菌です。

なんと、胃がん患者の約98%が感染し、胃がん発症の元凶とされているのがヘリコバクターピロリ菌。

驚くべきことに日本人の約半数が、ピロリ菌に感染しているといわれています。

ピロリ菌に感染してるかどうかチェック

緊張して胃の痛みを感じたことがありますか?

胃のもたれや違和感を感じたことがありますか?

心当たりがある人は、すでにピロリ菌に感染しているかもしれません。

ピロリ菌に感染していると胃ガンのリスクが10倍

日本人の死因率トップはガンです。部位別ガン死亡者数を見たときに、肺ガンに次ぎ2番目に多いのが胃ガンで、胃ガンによる死亡者数は年間約5万人!

ピロリ菌に感染していると、その胃ガンのリスクを10倍にもハネあげてしまいます。

名前の響きはかわいらしいのに、大変危険な菌なのです。

ピロリ菌は胃酸にも負けない

通常胃の中は、塩酸に匹敵するほど強力な胃酸が外から侵入してくる様々な菌から胃を守ってくれます。

そんな強い胃酸にも負けないのがピロリ菌。ウレアーゼという酵素で酸を中和し、胃の中で生息し続けることができるのです。

そしていったん胃に巣くったピロリ菌は静かに、そして確実に胃を蝕んでいきます。わぁーー怖いっ!

ピロリ菌による症状

ピロリ菌に感染すると、どんな症状が起こるのでしょうか。

『第1ステージ 慢性胃炎を引き起こす』

胃粘膜張り付いたピロリ菌は針のようなものから細胞に毒素を注入。これにより傷つけられた胃粘膜は炎症反応を起こし、その結果、慢性胃炎となります。

『第2ステージ 萎縮性胃炎を引き起こす』

慢性胃炎を引き起こしたピロリ菌は、胃の表面を徐々に削り胃粘膜を薄くしていきます。その結果、胃の表面をペラペラにしてしまいいつ胃ガンになってもおかしくない萎縮性胃炎となってしまいます。

『第3ステージ 胃ガン発症』

ピロリ菌により粘膜が薄くなってしまった胃は、炎症部分を正常に再生するため細胞分裂が活発化し、その粘膜を正常に戻そうとします。

しかし、この状態が繰り返されることでミスコピーが起こりやすくなり、がん細胞を発生させてしまうおそれが増え、胃ガンを誘発。

このようにして、ピロリ菌は胃を蝕んでいくのです。

ピロリ菌検査キット

ピロリ菌は日本人の約半数が感染しているって聞いちゃったら心配になりますよね。

自分は果たして感染しているのか、いないのか!?わざわざ病院に行かなくても検査できるキットがあります。

この検査キットを使って、私も調べてみました。その様子はこちら→ピロリ菌の検査を受けてみた

ピロリ菌の感染経路も気になりますよね。治療法も。それについてはピロリ菌の感染経路と除菌方法をご覧ください。

自分の免疫力で菌を追い出せたらいいのにって思ってしまいますけどね。

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まとめ

今までピロリ菌の除菌は胃に疾患(胃潰瘍や十二指腸潰瘍など)がある場合に限り、保険が適用されてきました。

しかし2013年2月、ピロリ菌の除菌に対する保険の適用が拡大。

慢性胃炎の人でもピロリ菌の除菌に対する保険の適用が認められました。

なのでピロリ菌に感染しても、病院できちんと除菌をすればいいんですから、そんなに心配することはありません。