夏祭りや夜店といえば金魚すくい。金魚が3匹くらい入った巾着のビニール袋と持って歩いている浴衣姿の子供を見かけます。
大切に飼えば、長生きしてくれるはず!金魚って何年くらい生きるのでしょうか。
今回は金魚について取り上げます。
金魚の寿命
なんと、10年から15年ほど!!けっこう長いんですね。
本来金魚というのは、生命力が強くて丈夫で飼いやすいんです。
といっても、金魚すくいですくった金魚が10年以上生きるためには、越えなきゃいけない壁がいくつもあるわけですよ。
金魚は弱っているので慎重に!
金魚すくいの金魚は、とても弱っています。
なぜなら、さっきまでポイや網で追いかけまわされたりしていたし、今は小さなビニール袋で揺れるなど振動を感じながら家まで来たわけですから。
金魚を連れて帰ってきて、さっそく水槽に水を入れて、金魚をビニール袋の中から水槽に移してあげたい気持ちはよく分かります。
弱っているからこそ、慎重にならないといけません。金魚には、環境の急激な変化によるストレスをなるべく与えないようにまず、水について説明します。
金魚を飼う水
『水道水』
水道水は、病原菌もいないし軟水なので、金魚の飼育には良いです。しかし、ご存じの通り「塩素」が入っています。
水道水に含まれている塩素は、人間は平気でも金魚にとっては危険。なので、塩素を取り除かなければいけません。後で詳しく書きます。
『川の水、山の湧水』
塩素が入ってないし、自然の水だから金魚にとって良いんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし、自然だからこそ有害な昆虫や病原菌などがいる場合がありますし、場所によっては家庭の排水などが流れ込んでいることもありますから金魚にとって安心な水とは言い切れません。
『井戸水』
水道水と違って、井戸水にはカルシウムや鉄分などが溶け込んでいる場合があります。その場合は金魚を飼う水としては使えません。
水道水の塩素を抜く方法
結局、手軽で安全に手に入る水、「水道水」が金魚にとって良いみたいですね。というわけで、水道水を使うための準備をしましょう。「塩素の除去」です。
一番簡単な方法は、水を汲んでから1日置いておくこと。そうすれば塩素は抜けますが、今すぐ塩素を抜いた水が要りますよね、すいませ~ん(^^;
早くて簡単な方法は「カルキ抜き」を使って塩素を中和すること。
え?「だから、今すぐ買いに行けないってば!」って?こりゃまた失礼しました(^^;
次の記事で、詳しくご紹介します。
水道水のカルキ抜きは、金魚を飼っている間ずっと必要なことなので、上記の「カルキ抜き」などは今後も考えて用意しておくといいと思います。
まとめ
私も子供の頃は、他の子が金魚を持ってるのを見てうらやましくて、どうしても自分も金魚が欲しくて頑張ったものですよ。
すぐ破けちゃうんですよね、ポイが。何回も挑戦して、ようやく1匹すくえて。
店のおじさんがおまけで何匹か入れてくれるんですよね。ビニールに入ってる金魚の数を見たお母さんが
「そんなにすくえたの!すごいね~」と言って、私も「そう!」と答えるっていう。自分ですくったのは1匹なのに。
欲しかった金魚を手に入れて、家に帰ってさっそく水槽に入れます。エサもあげて。
次の日、金魚はプカ~っと水面に横たわって浮いている・・・。別に変なことしてないよ!?なぜ!!??悲しい思いを抱えながら、土に埋める。
今思えば、金魚のことや飼い方について「よく知らなかったから」なんですよね(^^;