野菜の保存方法を○○にしたら栄養が劇的に増えた!

栄養との戦いは買った瞬間から始まっています。保存方法によっては栄養を無駄にしてしまうかも。

野菜はとりあえず冷蔵庫に入れれば良いと思っているのではないでしょうか。

せっかく健康のために買った野菜。

保存を適当にして栄養がなくなってしまったら、なんのために野菜を食べてるの?ということになってしまいます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

野菜の保存方法しだいで栄養価が変わる

保存に気を付けないと、栄養価にどのような違いが出るのか。

ざっとまとめます。

  • トマトは保存に気を付ければ、リコピンを60%アップさせることが可能
  • トウモロコシは保存に気を付けないと、急激に栄養価が下がる
  • レタスや白菜は、ほっといたら外側の葉の栄養がどんどんなくなっていってしまう
  • キノコは保存方法によって栄養が増えるだけでなく、うまみも増える

これだけ変わってしまうのです!

↓栄養はそれでなくても少なくなっているんですから。

野菜に栄養がないと言われる今と昔とを比べてみた
ドラえもんを呼んできて、タイムマシーンに乗り、昔の野菜を収穫してきま~す・・・って、 ヾノ・_・`) 無理無理 栄養満点の野菜は、過去のものなのでしょうか? はてさて。 野菜に栄養がない!? 今の野菜は、昔と比べて栄養があんまりないといわれ...

それでは1つ1つ見ていきましょう。

野菜の保存方法で常温がいいのが「トマト」

冷やしたトマトは、おいしいですよね。だから、買って帰って、すぐに冷蔵庫に入れます。

その日に食べるなら問題ないのですが・・・

明日とか、あさってに食べる予定なら、保存方法を変えてください。

まず、トマトの性質を考えてみましょう。

トマトの原産地は南米。

暑さに強くて寒さは苦手です。

トマトを冷蔵庫に入れっぱなしにすると、低温障害を起こします。

トマトの栄養素といえば、リコピン。

冷蔵庫でずっと冷やしていると、私たちが摂取したいトマトのリコピンが大幅に減ってしまうのです。

では、買ってきた後、どうやって保存すれば良いのか。

トマトの保存方法は、部屋で数日追熟させること。

そうすると、リコピンが最大60%もアップします。

トマトは冷蔵庫に入れて冷やさなくていいってことですね。

ちなみにミニトマトの方が大きいトマトよりも3倍リコピンが多いです。

栄養を考えた野菜の保存方法「トウモロコシ」

トウモロコシはビタミンやミネラルなどバランスよく栄養素が含まれている野菜。

しかし収穫後24時間で急速に栄養素が減っていきます。

農家ではトウモロコシは お湯を沸かしてから収穫に行けと言われているほど。

買ったら極力寄り道をせず、一刻も早く下処理をしましょう。

すぐに食べない場合は茹でてからラップに包み、冷蔵庫へ。

その時、立てて保存すること。

トウモロコシは横に寝かせてしまうと甘味がなくなってしまいます。

立てて保存するのはトウモロコシに限りません。

人参など、野菜が植わっていた時の状態を保つと余計なエネルギーを使わずにすみます。

野菜の栄養を考えた保存方法のポイント「成長点」

スーパーで半分にカットされた白菜。

中心が盛り上がってるものを見かけますよね。

あれはなんなのか。

白菜の中心が盛り上がっているのは、白菜が成長しているから。

出荷後も成長を続け、葉の栄養が中心部分に送られていきます。その部分を「成長点」と呼びます。

つまり、外側の葉の栄養がなくなるということ。

ちなみにレタスの成長点も一緒です。

神を爪楊枝で刺して成長点を壊すと、通常2日や3日しか持たないところ1週間もちます。しかも栄養も保たれます。

白菜やレタスは外側からじゃなくて、内側から料理に使っていきましょう。

中心から食べ始めないと どんどん栄養がなくなっていくからです。

野菜の保存で冷凍した方がいいもの

キノコは、冷凍保存!これ、鉄則。

買ってきたキノコを何もせず、冷蔵庫で保存してませんか?

実はきのこの旨味が出るのは細胞が壊れた時。

その細胞を壊す方法が冷凍です。

きのこを冷凍すると水分が膨らんで細胞壁を壊し、RNA分解酵素という旨味成分が発生します。

冷凍した後で調理するとRNA分解酵素が働くために、グアニル酸やアスパラギン酸など、生活習慣病予防や疲労回復に効く栄養成分が3倍以上にアップ。

生のキノコをそのまま使ったのでは、栄養価を増やすことが出来ませんし、せっかく料理してもほとんど味がしません。

きのこは冷凍庫で美味しさも栄養価も3倍にする。これが鉄則です。

ただし椎茸だけは例外。

本来野生の椎茸にはカルシウムの吸収を助けるビタミン d が多く含まれています。

ところが日の当たらない室内で栽培された椎茸のビタミン d はほぼゼロ。

しかし、収穫後でも紫外線を浴びることでビタミン d を作る酵素が活性化し、新たにビタミン d が作り出されます。

調理前に30分から1時間ほど椎茸を天日干しすれば、ビタミン d はもちろんのことビタミン b 1や食物繊維も10倍に増えます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

野菜の保存方法のまとめ

保存方法が違えば、びっくりするほど、栄養価が変わってしまいます。

冷蔵庫に入れるのか、冷凍するのか、室内に置いておくのか、太陽の光にあてるのか。

使うときは、どの部分から使っていけば栄養を減らさないで済むのか。

  • トマトは冷蔵庫に入れると栄養素が減るので部屋の中で保存
  • トウモロコシはすぐに下処理をしなければいけない
  • 白菜やレタスは成長点を壊して保存
  • シイタケは天日干し、その他のキノコは冷凍保存

まとめると、こういう感じです。