社交不安障害を治すために⑦社交不安障害の人がやりがちなコミュニケーションのパターンとは

不安は、安全確保のために必要。

境界線を設定して、相手の敷地に入らないこと、自分の敷地を守ることも大事。

だからといって、人を避けて境界線を越えないようにしようとするのは、社交不安障害の悪循環にハマってしまう。

どうしたらいいんだ~!!

というわけで、今回はそこのところを探っていこうと思う。

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今回の疑問「コミュニケーションのやり方は?」

私なりの結論『意思や感情や思考を伝達し合うこと。』

安全かどうか分からないから不安が襲う。安全だって分かれば、不安も軽くなる。

安全かどうかを知るための手段は、コミュニケーションだ。

短い言葉だけでは相手の真意が分からなくて不安。自分の気持ちを相手に伝えてないから誤解されてそうで不安。

社交不安障害の人は、不安が強すぎて、震えとか吐き気という症状が出るほどなのだから、石橋を叩いて渡るみたいな感じで人一倍安全を確認したほうがいいのだ。なのに、安全確認のための手段であるコミュニケーションを恐れている。

社交不安障害の人は、相手から発せられるメッセージを基本的には「相手は自分に対してネガティブな評価を下すものだ」というフィルターをとして受け取りますので、相手のメッセージを正確に理解していないことが多い

そういうフィルターを通してたら、そりゃ人を避けるようになるよな~。

そんでもって、人とまともなコミュニケーションを取ってない場合は、相手のちょっとした表情とかのごく少ない情報を、そのフィルターに通して判断するわけですから、ろくなことにならない。

相手を悪魔のように思って、道の遠くの方で相手の存在を確認するやいなや、すぐに角を曲がる私。モンスターを回避。

あ、これが被害妄想ってやつか(^◇^)

社交不安障害の人は安全を確認するコミュニケーションじゃなく、不安を強めるコミュニケーションを取ってしまってる。

不安を強めるコミュニケーションって、一体何をやってるんだろうか。

言葉を使わないコミュニケーション

ため息をついてみたり、睨みつけてみたり。

言葉で言わずに、態度で示す。それをどういう意味でやってるのかって、その時々で違うだろうし。

ため息をついたところで、正しく伝わるかはあやしい。こっちは「早く帰りたいな~」と思ってため息をついたのに、相手は「落ち込んでるのかな?」と思って励まそうとしてくる場合もあるだろう。

睨みつけてるのに、「どうしたの?好きなの?」みたいな。好きだから見つめてると思われたり。なんてポジティブな人なんだ(笑)

貧乏ゆすりも、寒いからしてるのかイラついてるからなのか、第三者からは分からない。

ちなみに私は、「話しかけんなオーラ」をよく出している。通じる人と、全然通じない人がいる。ガンガン話し掛けてこられてギョッとすることもしばしば。オーラの出し方、難しい。

間接的なコミュニケーション

はっきり言えば分かるのに、遠回しに言う。

こっちは皮肉や嫌味として言ってるのに、相手は褒められてるんだと思って嬉しそうにしている、とか。

本音を知られると恥ずかしいから、拒絶的な態度を取る人もいる。

「別にあんたのこと好きじゃないんだからね!」というツンデレだったら可愛くていいのにな。

自分の言いたいことは伝わっているという思い込み

昭和か!昭和の夫婦なのか!

相手が超能力者なんだとしたら問題ないんだろうけど。

私の「話しかけんなオーラ」も、こう言われちゃうと、確かに。話しかけんなオーラって何?って思う。聖闘士星矢じゃないんだから、コスモは見えないよって。スーパーサイヤ人じゃないんだから、体の周りのモヤモヤしてるものは見えるようには出来ないよって。例えが昭和のマンガ。昭和か!今は平成だ。

相手の言いたいことはわかっているという思い込み

自分「みなまで言うな!分かってますよ~。」

相手「いや、分かってないでしょ!」

自分「こういうことでしょ?」

相手「・・・・そういう意味じゃないから。」

すれ違いだ。すれ違いコントだ。

社交不安障害の人の場合は、そこにやっかいなフィルターがある。「あ~また他人からネガティブな評価を下された~」となるわけだ。

沈黙

「口をきかないってことで、私がものすごく怒っていることは相手に伝わっただろう」とこっちは思っていても、「何も言ってこないってことは許してくれたんだな」と相手は思うこともある。

黙る。黙ってしまうと、もうコミュニケーションは打ち切り。

こんなふうなコミュニケーションだと、安全確認は出来そうにない。不安を強めることになるのも納得。

どんなコミュニケーションがいいのかというと、以前の記事に書いた「サポート源の作り方」も参考に。

社交不安障害を対人関係と結びつけることは、一時的に不安を強めることが少なくありません。

今まで避けてきた状況を、避けずに自分の出来る範囲でゆっくりと向き合っていくことになるから。その時に不安が強まってしまうのは分かっておいた方がいい。

以上のことは、この本を参考にした。


コミュニケーション、コミュニケーションって何回も書いてきたが、意味をハッキリさせておこう。

コミュニケーション・・・社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。

(参照:goo辞書

世間話とかでも仲良く話してれば、それがコミュニケーション、なのかと思いきや。

意思・・・あることを行いたい、または行いたくないという 考え。

感情・・・物事に感じて起こる気持ち。

思考・・・考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。

(参照:goo辞書

この3つのことを相手に知らせなきゃいけないし、相手からも知らせてもらわないといけない。伝達「し合う」こと。し合うってところもポイントだ。

まとめると、コミュニケーションというのは、やりたいこと、やりたくないこと、感じている気持ち、どう思ってて何を考えているのかっていうことを、相手に伝えて知ってもらわなきゃいけないし、相手の方のことも私は教えてもらわなきゃいけない。

意思や感情、思考を伝達し合えてない場合は、コミュニケーションとは言えないのである。

きちんと伝えられるのか、言葉を駆使しても自信が無い。

うまく言葉に出来ないけれども、こう、なんていうか~伝わるかな~っていうのがあって、あ~でもなんて言い表したらいいのか~って時。

相手がフル回転で感じ取ろうとしてくれて、あ~なんとなく言おうとしてることが分かるような気がする~って、私が表現出来なかった部分を補って、その思いをつかみ取ってくれたことがある。

そのつかみ取ってくれたものが、もしかしたら私の伝えたかったものそのものじゃないかもしれない。だけど、分かろうとして私の心の声に耳をすましてくれたことって言うのかな。私本人ですら言い表せない思いを、どうにか見つけようとしてくれたことと、これかも!って見つけてくれたこと、これはもうコミュニケーションだ、と。

私の思いを相手がなんとか分かろうとして見つけたものが、もし答え合わせをして私の答えと違っていたとしても、意思や感情、思考を伝達し合えてる!と思う。もはや、私の答えの方が疑わしい。ぼやけててよく分からない。相手が見つけてくれたものの方が、的を得ていて、なんかしっくりきたりして。

コミュニケーションって、意思や感情や思考を伝えることも大切だし、相手からも意思や感情や思考を伝えてもらうことも大切だけど、めちゃくちゃ大切なのは、意思や感情や思考を受け止める側の熱心さかもしれない。

受け止める側が「なにがなんでも受け止めてやるぜ!」というゴールキーパーのような感じだったら、言葉が無い動物相手だろうとコミュニケーションになるに違いない!!

まだまだ勇気が無くて、私から相手に意思や感情や思考を伝える方にはなれないかもしれないが、誰かが何か発信した時には全力でゴールキーパーになろうと思う。絶対につかんでやる~!!私でも、それは出来そうだ。コミュニケーション、やってみよ♪

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意思や感情や思考を伝達し合うことがコミュニケーション。伝えることだけじゃなくて、受け止める方もしっかりやろう!

これまでの記事、本を参考に自分の思いを交えて書いてきた。私なりに言い方を精一杯考えて分かりやすくまとめたつもりだ。しかし、変な表現の仕方になってしまってるところがあるかもしれない。読む人によって、文章のとらえ方も変わると思う。

それでもきっと、「社交不安障害」を検索してたどり着いてくれた人なら、私のこんな文章でも私の精一杯を感じ取ってくれるのではないか。

ある意味、私はこの場所で、意思や感情や思考を伝達してる。「社交不安障害」を検索してたどり着いてくれた人が受け止めてくれたんだと勝手に思っておこう。

この記事を最後のここの部分まで読んでくださったということは、そうなる!そうする!そうした!!

名ゴールキーパー万歳 \(^◇^)/

まだまだ考察は続く。

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